お知らせ

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第49〜51回健康教室

来年1〜3月の健康教室の日程を追加しました。感染状況との

兼ね合いもあり、月に2回の開催となります。

 

・第49回「免疫の最前線」(1月22日、30日開催)

いまだコロナ感染症に対する恐怖はぬぐえない状況ですが、論理より

感情で行動していては、この先何度も再来するであろう感染の波に

翻弄されるがままです。自身に備わるの免疫に再度注目してみます。

 

・第50回「貧血の診断と治療」(2月19日、27日開催)

栄養療法界隈(?)では鉄の不足や補給が一つのトレンドとなる

ことが多いですが、その前提となる診断は正しいでしょうか?

一般的な貧血診断と共に栄養療法的視点で解説します。

 

・第51回「ほんとうの栄養療法」(3月19日、27日開催)

「○○病」や「△△症状」に合わせてサプリメントを処方することは

厳密には栄養療法とは言いません。情報が乱立する昨今、惑わされ

ないためには芯となる知識が大事です。基礎をおさらいしましょう!

2020年12月10日 木曜日

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保湿してる?

今年もこのネタを投稿する季節になりました。例年より遅いかな?

気温はまだ結構高いですが、乾燥は絶賛進行中です。

 

さて、まずは保湿クリームをやめましょう。(そこから? 笑)

クリームは界面活性剤を含むので、基本的に皮脂を溶かす作用を

持ちます。皮脂は皮膚の一番外側でバリアの役割をし、かつ皮膚

常在菌のエサになるので、皮膚防御にはなくてはならない存在

です。

 

クリーム基剤の外用は、たとえどんな素敵な薬効成分を含んで

いても上記の恐れがあるので、使わないのが無難です。もし自身

が使用しているものが安全か確認したければ、皮膚に油性マジック

で線を引き、その上に塗ってみてください。マジックが薄れたら

皮脂を溶かす可能性があります。

 

ではクリームの代わりに何が良いかと言えば、ワセリンです。

医療機関で処方されるのは「プロペト」とか「プラスチベース」

という名前ですが、成分はワセリンです。こちらの方が伸び

が良いのでオススメです。

 

ワセリンは薬ではないため安全な反面、保湿のために使用する

には少しコツが必要です。一つは少量をよく塗り伸ばすこと。

要はコーティングなので、厚塗りせずしっかり刷り込んでくだ

さい。もう一つが “先に” 塗ること。乾燥してから、かゆくなって

から塗るのでは無く、炊事の前や外出前、就寝前に塗ることが

重要です。特に布団の中は乾燥するので、眠前は必須でしょう。

 

あと保湿成分として「セラミド」が有名ですが、これは皮脂の

下の角質層の間を埋める成分です。レンガを積む際のセメント

みたいなもの。これが層状になることで隙間に水分を保持し、

保湿作用を産むわけですが、このセラミドの生成に必要なのが

コレステロールです。ここでもコレステロールは活躍してるん

ですな。いいヤツなんよ。(笑)コレステロール代謝を維持

するにはビタミンB群でしたね。さらに表皮のターンオーバー

には亜鉛やビタミンDも必須です。

 

乾燥の対処にはワセリン、根本はやはり栄養、なんです。

2020年12月7日 月曜日

カテゴリー 院長室

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基礎疾患の有無

東京都と政府が GoTo トラベルの制限を65歳以上の基礎疾患

を有する者に限定、というニュースがありましたね。現在の

感染傾向から見ると、至極真っ当で英断だと思いますが、すごく

言いづらそうにしてた小池さんが印象的でしたな。演技?!

 

さて、ではその基礎疾患とは何か?一般には呼吸器疾患や心疾患、

糖代謝異常を指します。あとは悪性腫瘍等で免疫抑制剤を使用

している方も含まれるでしょう。これらの方が罹患した場合、

重症化率や致死率が高いのは明確なので、一定の行動制限を

要請するということですね。

 

じゃあ、上記の疾患に該当しなければOKだよね、ってことに

なるんですが、栄養療法の観点からするとこれらの診断に至って

いない方でも注意が必要と考えます。例えば糖代謝異常は健診

や人間ドックでは血糖値とHbA1cで診断され、基準範囲内で

あればA判定になってしまいます。しかしながら、血糖乱高下が

起きていると免疫低下に繋がります。そしてそれは見逃されて

いることが多いです。

 

呼吸器、心疾患もレントゲンや心電図で異常がなければ同様の

判断になりますが、例えば喫煙者は肺機能が低下し、酸欠が

起きやすくなります。同時にビタミンCの消費も激しいので、

これまた免疫低下に繋がります。

 

食後に激しく眠くなる場合は血糖乱高下が疑わしいですし、

喫煙習慣がある、または軽度の動作で息切れする、なんて場合

はやはり診断がなくても注意すべきだと思います。現状、

高齢者間での感染経路が疑われていますので、このような

症状を自覚する方は、家に籠もる必要は無いですが、外出後

や食事前の手洗い、至近距離での会話ではマスク着用、を

徹底して行動するのはマストです。

 

この数ヶ月間、既に我々は色々と学んできているはずなので、

過剰な行動制限をせずに感染を抑えることは可能です。

2020年12月3日 木曜日

カテゴリー 院長室

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