新年1発目の映画レビュー。映画ライフもなかなか幸先の
良いスタートが切れました。(^ ^)
まずは公開を待ち望んでいた「キングスマン ゴールデン・
サークル」から。マシュー・ヴォーン監督の傑作アクション
「キングスマン」の続編です。この監督は「キック・アス」
というこれまた傑作があるのですが、こちらの続編で製作に
まわってコケたのを反省してか今回は再び監督脚本を
務めます。
これが功を奏してか、アクションは期待以上。年齢制限が
緩和された割にはエグイ場面も結構あり、とにかく長尺が
全く気にならないくらいアガります。ハリー復活劇には
涙したよー。が!看過できないツッコミ所も前作以上で
脚本には難アリです。超兵器の数々もちょっとやりすぎ。
まあそんなん言うのは野暮な作品なんですけどね。(^ ^;)
でもできればハリー復帰はダマにしておいて欲しかった。
既に3作目やスピンオフ企画も進行しているらしいので、
また観ちゃうんだろな。
それとは逆に堅実な作りの邦画「嘘八百」。日本の骨董品
に絡めた詐欺師たちのドタバタコメディですが、こちらも
期待以上。とにかく主演の中井貴一と佐々木蔵之介が抜群に
イイ。最近の中井さんの安定感ったらないですわ。
監督は武正晴氏。実力派監督作品の助監督を長年勤めたこと
も助けてか、非常に堅実かつ見せ所を分かってらっしゃる。
小技も効いていて尺もちょうどと、とてもバランスの良い
作品です。ただもう少し「イン・ザ・ヒーロー」の時みたい
なウンチクをちりばめるとさらに良かったかも知れません。
「キングスマン」は前作鑑賞前提だし、ヤバイ表現も含む
ので万人向けとは言えませんが「嘘八百」は意外と若者も
楽しめる全方位型娯楽作です。あまり宣伝もしてないので
掘り出し物感もあるしね。骨董品を扱う作品だけに。うまい。