8/7は立秋でした。暦ではもう秋なんですね。
秋は収める季節。
咲いていた花は実を結び、生命力を種の中に収めます。
穀物は収穫の時期で、動物は冬ごもりの準備のため栄養をため込みます。
中国の古代の医学書『黄帝内経 素問』には、「秋は容平(ようへい)という。」と書かれています。
容平とは①木は葉を落とし田畑は刈り取られて平坦な景観、②安らかで穏やかな様子、を表しています。
【秋の養生法】
私たちも、エネルギーを徐々に内に収める季節です。
とは言っても、まだまだ暑い日が続きます。日中は適度に動いて発散し、夕方以降はゆったりのんびり過ごす、というのがいいでしょう。
スポーツの秋といいますが、激しい運動はできたら避けた方がいいですね。また、食欲の秋も量は軽めにしましょう。
秋と関係が深い内臓は、肺です。
肺は鼻、気管支、皮ふなどと関係が深いため、せきや鼻水が出る、肌が乾燥するという方は、肺に負担がかかっているかもしれません。
東洋医学では、肺に負担をかける要因の一つに「食べ過ぎ」が関係すると考えます。
食欲の秋でも量はほどほどに、とお伝えしたのはそのためなんです。
旬で新鮮な食材を腹八分目で。
が大切です。