9日は岐阜にある長良特別支援養護学校で講演でした。介護に携わる保護者の方が対象でして、古武術を用いた介護法、腰痛の治療・予防について話させて頂きました。
短い時間でしたが、熱心に聞いて頂き、僕も充実した時間を過ごせました。お集まり頂いた皆さん、ありがとうございました。
会の中では古武術介護の紹介・練習もしたのですが、これは意外と難しい。というのも、日常あまり意識しない「伸筋」を使うからです。どうしても力を入れる時には「屈筋」優位の動きをしてしまいがちなので、身体が慣れていません。ただ、逆に言えば、伸筋を使えるようになれば一気に色々とできるようになるので、これがミソとも言えます。
また、古武術の動きは介護法にとどまらず、日常動作の様々な場面で応用できるので、あるレベルを越えると自分なりの発見があるのが楽しいです。僕も特別に誰かに習ったわけではないので偉そうなことは言えませんが、小難しい理論ではなく、ただ自分の体が一つあればいいだけなので、すぐに始められるのがいい所です。
診療がヒマな時などは、DVDを観て練習してたりします。(笑)