院長室

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花粉症、少なかった?

春のスギだけでなく、秋のイネ、はたまた通年性に種々の

花粉にアレルギー反応を起こして鼻水やくしゃみにお悩み

の方は多いと思います。イネ花粉は例年8月頃がピークの

ようですが、今年はどうも少なかったような気がします。

 

現在もそうですが、結構雨天が多かったせいもあるかも

知れませんが、例年症状を訴えていた方が結構ひどくも

ならず過ぎていった印象です。そんな方々がどんな治療

をしたのかな、と振り返ってみると、

 

・プラセンタ注射

・乳酸菌/乳酸菌生成エキス

・亜鉛サプリメント

・ビタミンAサプリメント

・Bスポット治療

 

こんな感じです。抗アレルギー剤を常用している方も上記

を追加することで症状が軽く済んだようです。上記それ

ぞれに抗アレルギー作用はありませんから、多少なりとも

根本的な部分に影響を与えたのかな、と考察します。

 

花粉症に限らず、じんま疹や喘息なんかも同様の機序なので

恐らく好結果を残せるのではないかな、と期待しますが

そもそもこれらの治療が効果的なのであれば、それが

何故起こったのか、を並行して考えねばなりません。

ここが一番難しいです。人によって全然違うから。

 

ただ副腎疲労という概念を知ってからは、何となく症状

の関係性が明瞭化し、線で結ばれるように理解しやすく

なったのは確かです。副腎は生命活動のベースになる

臓器ですから、そこが疲労する病態は様々な部位に影響

します。一般向けの書籍も出ていますから、花粉症じゃない

人も是非一読してもらいたいです。オススメは本間良子Dr.

のものです。あ、ちなみに何ももらってませんから。(笑)

2017年10月19日 木曜日

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第16〜18回健康教室

第16〜18回(12月〜2月)の健康教室のテーマが

決まりましたのでお知らせします。

 

金曜日の開催希望が多かったので、今回は全て金曜開催に

しました。また初期の内容の再演希望もありましたので

今回は「一般人も歯が命!」をチョイスしました。第18回

で再演します。

 

・第16回「血液検査のウラ事情」

普段当院で行っている血液検査は、他とどう違うのか?

そもそも血液検査結果をどう見るのか、などをお話します。

 

・第17回「足は身体の土台なり」

肩や腰は取り上げられる機会が多いですが、意外と見過ご

されるのが足です。足と全身の関係を紹介します。

 

・第18回「一般人も歯が命!(再)」

第5回の内容と同じです。口腔内環境と全身の関係、また

お手入れについてもなぜか整形外科医の僕がお話します。(笑)

 

月2回実施は変わりません。御都合の付く日時でどうぞ

おいでください。また、アンケート用紙は常設しています

のでどしどしご要望もお寄せください!

2017年10月17日 火曜日

カテゴリー お知らせ

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脳の過敏

痛みやしびれ、はたまた高血圧や耳鳴など症状が慢性化

してしまうとなかなか薬剤も効果が出ず、それにまた

焦って悪化の悪循環…こんな悩みを抱える方はどうすれば

いいのでしょう。

 

医療者側も良い提案が見つからず、結局様々な治療を渡り

歩くことになったりします。“医療難民” なんていう言葉が

ありますよね。慢性化すればするほど原因も複雑化して

ゆくので、解決方法はそれこそ千差万別です。僕もこれと

いう決め手を持っているわけではありません。

 

ただ、あらゆる症状は脳が認知しているわけですから、

一つの切り口として「脳の過敏」を癒すことが症状改善に

繋がるかも知れません。ではどんな時に脳は過敏となる

のか、それは酸素不足と低血糖です。脳は大事な臓器で

ある反面、とても燃費が悪いので酸欠と低血糖には弱い

のです。

 

栄養療法的には鉄不足の改善や、糖質の摂り方が対策に

なりますから、それらの検索をすることは非常に意義が

あります。ウチで血液検査をお勧めすることが多いのは

そのためです。他にも電磁波が影響して脳過敏になって

いたり、歯の詰めものが悪さをしていたり、と意外な所

に原因があったりするので、「脳をいたわる」にはどう

したら良いか、という視点は色々な症状に応用が利くの

ではないかと思っています。

2017年10月16日 月曜日

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植物を育てて思うこと

趣味で多肉植物とエアープランツを育てています。

観葉植物として人気ですが、部屋で眺める時以外はベランダに置いてあり、

ほとんど眺めていません。

植物は生き物ですので、やはり外の光と風に当てることが大切です。葉っぱが

大きくなっていたり、子株を出していたりすると何だかうれしくなります。

 

一般的に植物を育てるには、光、空気、水、土が必要です。

これらは、東洋医学の五行学説に当てはめて考えることができます。

ここでは五行学説について触れませんが、『東洋医学とはりのお話し その24』

に簡単に書いていますので、興味がある方はお持ちください。

クリニックの会計窓口に置いてあります。

 

今週の予約状況です。

10/16(月) 10/17(火) 10/19(木) 10/20(金) 10/21(土)
午前 ×
午後

〇…空きあり △…一部空き ×…空きなし

 

2017年10月15日 日曜日

カテゴリー はりの部屋

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筋肉痛を漢方で

最近は5月に運動会をやる学校もありますが、まだまだ

このシーズン特有の催事で、お子さんのケガだけでなく

一緒に参加された親御さんのトラブルも結構あったり

します。(^ ^;)

 

一番多いのはケガや捻挫などの外傷ですが、意外と日常

生活に支障を来しているのが筋肉痛。お子さんのケガの

付き添いで来られた保護者がしんどそうに歩いていたり

して気付くわけですが、これは仕方がないものと思われて

いるようです。

 

もちろん病気ではないし、誰しも経験があることなので

放置して終了、でいいのですが意外にも漢方薬で治癒を

早めることができます。筋肉痛は細かい筋繊維の断裂です

から、ミクロの外傷と捉えます。外傷ならば血流障害

あるでしょうし、炎症もあるはずです。それらに対応する

生薬を組み合わせれば充分に筋肉痛治療になるわけです。

 

具体的には血流を良くする牡丹皮(ボタンピ)+桃仁(トウニン)

の組合せ、筋肉の痛みを引かせる麻黄(マオウ)+薏苡仁

(ヨクイニン)の組合せが有効です。また筋肉のこわばりを取る

芍薬(シャクヤク)もあればなお良いですね。

 

これらを無駄なく配する方剤の組合せが桂枝茯苓丸

(ケイシブクリョウガン)+薏苡仁湯(ヨクイニントウ)です。筋肉系の

痛みに広く応用できるので当院頻用の組合せです。これから

まだ運動会があってさ…なんて方は試してみるのもいい

でしょう。

 

2017年10月12日 木曜日

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