院長室

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「クリミナル」/「トリプルX」

どうにも「ラ・ラ・ランド」を観る気にならないので、今回はオス

スメB級映画を。僕が勧めるB級、と言うことはもちろん取り扱い

注意なブツであるわけですが。

 

まずは久々ケヴィン・コスナーさん主演の「クリミナル」。重要

な証人を匿ったまま殉職したCIAエージェントの記憶だけを囚人

に移植して情報を聞きだすために三つ巴の戦いが繰り広げられる、

という既に書いててワケが分からんSFサスペンス。ケヴィンさん

主演のご都合映画なので、えっ?ここは80年代?!的なタイム

スリップ感も味わえるという優れた作品。

 

何故か無駄に出演陣が豪華で、ゲイリー・オールドマン、トミー・

リー・ジョーンズ、ライアン・レイノルズ、ガル・ガドット、と

もう別の映画作っちゃえよ、とアドバイスしたくなるほど素晴らしい。

なんかディスってるようですが、やはりケヴィンさんはカッコいい。

感情が欠落した男が他人の記憶を植え付けられてマトモな人間に

なっていく過程を上手く表現しているし、それを受け容れる妻の

演技も良かった。すっげー暇なら観るといいよ!ディスってるやん。

 

そしてそれ以上にやばい「トリプルX 再起動」。実はシリーズ3作目

らしいのですが、ドニー・イェンとトニー・ジャーというアジアが

誇る超人が出演している、と言うだけでマストな作品です。え?

誰それ?という人はスルーでお願いします。

 

と言うのも、人工衛星を自在に操作できる装置を奪われちゃったので

何故かエックス・スポーツの達人を筆頭に荒くれ者集団で取り返すぜ、

ってもうワクワクが止まんねーだろ!ドヤ顔。的中二病な脚本だから

です。もちろん僕はワクワクが止まらないカテゴリーの人なので、

主人公がスキー板をはめて電波塔から飛び降りつつ山を滑走したり、

高速道路で車に轢かれても平然と走ったり、美女がガン・カタ風に

銃をぶっ放してみたり(もちろん無キズ)、挙げ句、人工衛星と

輸送機を衝突させて自分はパラシュート無しで落下してみたり、

ってどう?バカでしょ?(笑)ディスっ(略)まあでも確信犯的

演出も多く、サミュエル・L・ジャクソンさんなんて嬉々として演じて

るので、まあやはりコアなファン向けの映画なんでしょうね。

 

実は今回一番オススメなのが映画ではなく「宇宙の仕事」というドラマ。

我らが福田雄一監督のもちろんコメディ。Amazonプライム限定配信

だったのであまり知名度は高くないのですが、この度めでたく

DVD化されました。TV向けでない分、制約が少ないのか福田さんが

やりたい放題です。爆笑です。ヨシヒコ第3弾がダルかったので、

余計に気持ちがよい。メイキングの内容を想像するだけでワクワクが

止まんねーです。(^ ^)

2017年3月16日 木曜日

カテゴリー 院長室

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メディカル整体

今回も新しい治療法の紹介を。「メディカル整体」は僕が勝手に

命名したもので(ええっ)、検索してもヒットはしないと思います。

したとしても僕が行っているものとは別物です。

 

要は、解剖学や運動学などなるべく普遍的な理論をベースにした

徒手治療です。これまでAKA−博田法や遠絡療法など、それこそ

医師になって間もない頃から徒手治療に携わってきました。薬物

療法中心の現在の痛み治療の補完になり得るからです。色々と

学びましたが、痛感したのは一つの治療法に拘泥してはいけない、

と言うこと。

 

徒手治療は当然「技術」なので「ワザ」「感触」「センス」という

ワードが頻発します。つまり患者さんが良くならないのは「ウデ」

が悪いから。ならばもっと精進しなさい、という「修行道」に

陥りやすいのですね。徒手治療の上達が経験量に比例する以上、

避けられない部分ではありますが、じゃあ「ウデ」が上がるまで

患者さんは放置?ということにもなり得ます。

 

努力は怠ってはいけないですが、臨床家としては「結果」も同時に

求めなければ行けない、ならばイイトコ取りしよう!ってわけで

これまでの僕の技術、それからこれから身につけるかも知れない

技術を自由に使えるように、「メディカル整体」を創設したので

あります。なんかエラソー。(笑)

 

人体の力学、経絡の理論、なかなかに奥深いものではありますが、

当初は痛み治療専用だったものが、知識が増えることで自律神経系

の症状や、体型、スポーツへの応用もできることを実感しています。

面白い分野なので、自分から「道」にハマらないよう注意している

次第です。(^ ^)

2017年3月13日 月曜日

カテゴリー 院長室

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もうすでに春ですね

暦ではもう春ですが、まだまだ朝晩は冷えますね。

趣味で育てている植物の花茎がぐんぐん伸びています。

植物は敏感に春を感じているようです。

自然の力ってすごいなぁ。

2017年3月11日 土曜日

カテゴリー はりの部屋

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ハイドロダイセクション

HPを新調し、新たに追加した治療や検査があります。詳細は

それぞれのページに記載してありますが、ここでも簡単に紹介

していきます。

 

まず聞き慣れない「ハイドロダイセクション」について。これは

「液体(ハイドロ)」で「分離(ダイセクション)」させると言う

意味で、筋肉や靱帯同士の癒着を注射液を使って剥がしていく治療

です。これまで行われてきたトリガーポイント注射と行為は同じ

ですが意味合いは全く違います。

 

トリガーポイント注射は痛みを誘発(トリガー)する点をみつけて

時に症状のある部位とは離れた部分に局所麻酔薬を注入する方法

です。ハイドロダイセクションも同様にトリガーになる部位を探して

注射したりしますが、大きな違いは必ずしも局所麻酔薬が必要では

ない点と超音波を見ながら行う点です。超音波で確認しながら

注入するので薬液が入る様、筋膜間が広がる様が “見える化” できる

のが特徴的です。これにより、注射に「深さ」の概念が取り入れられる

のも大きな意味を持ちます。

 

最近流行の筋膜リリースも、疼痛の原因が筋膜間の癒着にあるの

ではないかという点に着目した治療法ですが、これを患部を

「見ながら」「液体で」やる、と思って頂ければ良いでしょう。

もちろん注射ですから無痛ではありませんが、採血の針よりも随分

細いものを使いますし、何より薬の副作用が極端に少ないのが

良いですね。また、医療者側にとってはより細かい診断ができる

点も良いです。超音波装置の進化も目覚ましいものがあり、これ

からもっと広まっていくのではないかと思っています。

2017年3月9日 木曜日

カテゴリー 院長室

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治療は一つずつ

漢方薬治療や栄養療法をやっていると、標準治療では効果が

出なかった方や、副作用で続けられないと言ったいわゆる

難治状態に陥っている方がしばしばみえます。僕は標準治療を

否定はしていませんが、効果が出ない時に違う視点で切り込む

こと、多くの選択肢を持つこと、が大事だと思っています。

なので、難治状態の方にあまり馴染みのない治療法を提案する

ことが自然と増えます。

 

漢方薬治療や栄養療法はそれぞれ論理的なので、標準治療でなく

ても医師も患者も納得しやすいことが利点です。何かよく分か

らんけどこれ飲んでみて、的なノリで方針を決めません。(笑)

逆に言うと、その論理が症状改善に寄与したかどうかがとても

大事な部分になるわけで、再診以降の診察ではその確認作業が

主と言っても過言ではありません。

 

難治状態になっていると、当然病歴も長くなるわけで苦痛の時間が

長い分、早く解放されたいという思いも強くなります。すると、

良いと言われるものは全部試したいという心理にもなり得ます。

ここは診察していてとても強く肌で感じるのですが、新しい治療

を2つ以上同時に始めることはお勧めしていません。なぜなら、

論理の確認作業が困難になるから。

 

ルービックキューブ(古い ^^;)も達人が恐ろしい速さで完成

させると感動しますが、自分では再現できません。でも実際は

ちゃんと完成させる手順がありますから、その手順を踏めば誰でも

完成できるはずです。治療もあっと言わせるような感動もアリ

ですが、手順が分かる方が応用もできるし患者さん本人でできる

ことが見つかるかも知れません。…うん、なんか例えがヘタな

気がしてきた。まあよしとしよう。

 

一つの治療法で何が変わって何が変わらないのか、ここを教えて

もらいながらより良い方法を練り上げていく、というのが僕の

理想とする治療です。患者さん本人は大変つらいと思いますが、

できれば確認作業を一緒に楽しみながらやっていただけると

嬉しいです。

2017年3月6日 月曜日

カテゴリー 院長室

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