院長室

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暑いけど寒い、渇くけど湿る

まだ梅雨明けしていないのに真夏のような暑さが続き

ますね。なかなか身体の順化が追いつかなくて不調に

なっているケースが多いです。

 

屋外は暑いのに、職場は冷房でキンキンに冷えてる。

たくさん汗をかいて枯れそうだけど、梅雨で湿度が

高い。こんな真逆の環境にさらされるわけですから、

そりゃあ調子も悪くなるってもんです。メディアでは

盛んに熱中症対策を呼びかけていて、それはもちろん

大切ですが、逆の「冷え」や「湿度」についても

取り上げてもらうと尚良いですね。

 

水分やミネラルをしっかり補給することで脱水は予防

できますが、例えば冷たい水で腹が冷えてしまうこと

があるし、摂りすぎて下痢になることもありますね。

日本人は総じて冷えやすく腸も弱いので、水分補給の

具体的な方法がより重要です。凍らしたスポーツドリンク

や、氷を入れた冷静お茶漬け(!)なんて冷えた

砂糖水を飲むようなものなので二重に良くないです。

 

常温とは言いませんが、水分は冷やしすぎないように

すること、冷房が強い場所では頚や腹など冷えやすい

部位を保温できるツールを用意すること、あとは

タンパク質を切らさないようなメニューにすること。

タンパク質が少ないと水分代謝異常が出やすく、

むくみやだるさの原因になります。

 

豆腐+味噌汁+鰹節とか、冷や奴+じゃこ+鰹節なんて

暑い時期のタンパク補給にもってこいです。さらに

目玉焼きや卵焼きを足せばなお good !です。梅雨明け

すればむしろ体調は落ち着くかも知れませんが、それ

までは十分な対策が必要です。

 

2016年7月11日 月曜日

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8月の診療日程更新

熱中症急増中です。昨日も何人かお亡くなりになって

います。搬送患者も去年の1.7倍ペースだとか。

どうぞ皆さんもご留意を。天然塩がキーアイテムです。

 

8月はお盆中、診療日が変更になります。15日(月)

は休診になりますが、10日(水)は診療します。

日程表を御確認下さい。

2016年7月8日 金曜日

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選挙ですな

今週末は参議院選挙ですね。どこかの号泣県議とか一世を

風靡したトレンディデビルとか、政治家の不祥事やカネの

問題が続いた中での選挙、みなさんはどうします?

 

以前は政治はチンプンカンプンでしたが、ちゃんと見てみる

と極めて人間くさい業界のようで、党利党略、都合の良い

法律解釈、支援団体との癒着、などとても親しみやすい

人達の集まりでした。あ、もちろん皮肉ね。(^ ^;)

 

でも時代はSNS真っ盛りなので、これまた素人レベルで様々

な情報が共有できるようになっています。facebookでも

 

こんなのとか

こんなのとか

 

へー、そうなんだーっていう記事が満載。新聞よりはるかに

面白いです。まあ知れば知るほどドングリの背比べ的で、

政治家を変える前に法律を変えないとどうにもならない

けど、それには政治家の力が必要で…。そしてそれより

先に憲法を利己的方向に変えようとする人達がいて…。

なんともはや、まっこと面白い。あ、もちろん(略)

 

しかし、小池さんは強気に打って出ましたね。都民では

ないので選挙には関われないけど、パフォーマンスだと

してもああいう攻める姿勢を見せることは大事だと思い

ます。これからきっとネガティブキャンペーンが展開される

でしょうけど、小池さんならそれも計算づくなんだろうな。

 

どうでもいいけど、号泣さんとトレンディデビルさんは

コンビでM1出たらいいとこまで行くと思います。どう

でもいいけど。

 

 

2016年7月7日 木曜日

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抗加齢医学

日本語で書くとえらい難しそうな雰囲気が漂いますが、

要するにアンチエイジングを医学的に研究しようぜ!

ってことです。世界レベルでも、また日本でも大きな

学会があり会員数も随分増えているようです。

 

アンチエイジングと言うと「美容」というイメージが

あるし、抗加齢というと若者には関係ないように思わ

れるので、なかなか本質が理解されていないのが現状

です。我々の細胞は新陳代謝で日々入れ替わっており、

その破壊と新生のバランスが崩れてしまうことが病の

根本です。そしてそのバランス不調の原因を探って治療

に結びつけていく学問が抗加齢医学ですから、全ての

年齢層に対応しています。美容に対してもそういう方面

からのアプローチです。

 

例えば、花粉症と腸内環境の関連なんかは最近メディア

でも取り上げられるようになって来ましたし、肌荒れや

皮膚のたるみと食事の関係も明らかになっています。

これらも実は代謝に関わる科学的な分析が進んだからで、

抗加齢医学の範疇です。

 

薬一辺倒な治療での限界が見え始めている現代において

代謝の仕組みから治療を組み立てていくことは医療者に

とっても新鮮ですし、患者側も難治と言われていた病態

に光明が指すかもしれない素敵な学問だと思います。

 

惜しむらくは、食事などの生活指導をしても保険点数には

ならないので実践する医師は急には増えないでしょうし、

やるとなると保険外診療となって患者負担が大きくなって

しまうことですね。ここがクリアできたら日本の医療危機

にも光明がみえることでしょう。

 

2016年7月4日 月曜日

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