院長室

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汗の季節のスキンケア

蒸し暑くて汗の多いこの季節、熱中症予防の特集と肩を

並べて増えるのがスキンケア特集。ニキビや頭皮の汚れ、

体臭対策などなど、食いつきやすそうな単語が並びます。


頭皮に皮脂がつまって汚れの原因になるから、とブラシ

みたいな商品も売られていますが、やはり皮脂の落とし

過ぎは却って皮膚に悪いです。伊藤英明あたりに「爽快!」

なんて言われるとつい使ってみたくなりますが(笑)、

お湯だけで十分です。シャンプーは毛髪のみに使用しま

しょう。


ニキビや体臭対策としても、デオドラントや洗顔商品が

多数売られていますが、まさに「臭いものに蓋をする」

的対応でしかありません。洗濯用洗剤に香り付けする

なんてその極地ですよね。石原さとみあたりに…(略)


皮脂が詰まるのも、体臭が悪化するのもその根本には酸化

や糖化といった身体の反応が関与しています。酸化は錆びる

こと、糖化は糖と結合することです。脂肪やタンパクが

酸化、糖化することに対策を講じなければ、延々と「ニオイ

消し」を使い続けるハメになります。まあ業界としては

そちらの方が望む所なんでしょうけどね。(^ ^;)


おすすめの対策はやはりレモンでしょうね。脱水予防も

併せてにがり&レモン汁&粗塩を入れた水を持ち歩くと

いいですね。もちろん空腹時の糖質摂取は厳禁です。冷房で

皮膚が荒れる、乾燥するなんて方はココナッツオイルを

塗り込むといいかも知れません。健康な肌は体の中から

作られます!

2015年6月29日 月曜日

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「マッドマックス」

ここ最近、続編やリメイク作品が目立つハリウッドですが、この

「マッドマックス」も実に30年ぶりの新作です。これまで3作が

作製され通算4作目となるわけですが、特に第2作目が世界に

与えた影響は強大で、我々世代のバイブル漫画「北斗の拳」も世界観

から服装まで思いっきりマッドマックスなのは有名な話。

 

正直シリーズものとしては、「ロッキー」や「ランボー」、「ダイ・ハード」

や「リーサルウェポン」、「ダーティーハリー」なんかのレジェンド

には及ばないのですが、アクションの派手さ、主演のメル・ギブソン

のセクシーさはなかなかのものでした。そんなわけで、今作は

メル・ギブソン主演ではないけども、期待の高い作品でした。

 

いやね、映画批評家達の評価が凄いのよ。辛口で知られる人までどこぞ

からワイロを貰っているのかと疑うくらい激賞しているのですが、

いやそんなでもないよ?!どしたん?落ち着けや、と諭したくなります。

確かにシリーズ最高のアクションだし、外連味溢れるシーンの数々は

ワクワクします。でも致命的な点が2つ。主人公が格好良くない、

敵キャラが強くない。(悲)アクション映画でこれはとてつもなく痛い。

今回主演に抜擢されたトム・ハーディさんにメル並みの質を求めるのは

酷ですが、ヒロイン(?)のシャーリーズ・セロンさんの方が100倍

格好良いし美しい。敵キャラに関しても身なりは狂気じみてて素敵だけど、

ほぼ物量作戦かつ無計画すぎて意味不明。ボス自ら運転するってどうよ?

主人公とボスキャラにあくの強いクセみたいなモンを作ってキャラ立て

しないと、どうしてもマイナス面に目が行っちゃうわけですよ。

 

アクションは凄いんですが、暴走トラックの先頭に火を噴くギターを演奏

するイカレ野郎がいるとか、トゲトゲの付いた車で疾走するとか、カット

割りも含めていちいちカッコいいんですが(笑)、そういうニッチなB級

アクションを目指すなら、演出も脚本もそっちに振り切れないと中途半端

な感じになってしまうのよね。変に大作感出しっちゃったわねぇ。ピーコです。

 

監督のジョージ・ミラーさん(御年70歳!)はトム・ハーディ主演で

続編を作るそうですが、旧シリーズのような奇跡でも起きない限り、多分

これ以上にはならないでしょうなぁ。しかし「ターミネーター」とか

「ジュラシック・ワールド」とか「スター・ウォーズ」とか鉄板(と思われる)

企画目白押しなのは興醒めします。このままだとセンスフルな映画が

どんどん陽の目を見なくなってしまうかも。とか言って「ミッション:

インポッシブル」は絶対観るんですけども。(^ ^;)

戸枝先生、報告は以上です!(ダレ?)

2015年6月25日 木曜日

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本間先生新著

副腎疲労症候群専門クリニックとして、診療にセミナーに

と尽力しておられる本間龍介・良子Dr.の新しい著書が

発行されました。これまでにも副腎疲労症候群の著書は

出版されておりましたが、今回はその食事療法に絞って

書かれたムック本です。


「Dr.クロワッサン 副腎が作るスーパーホルモンが病気を治す」


副腎疲労症候群はコルチゾール分泌不全による病態の総称

で、それはそれは多彩な症状を呈します。コルチゾールは

1人で何役も仕事をこなす “スーパーホルモン” である反面、

活躍し過ぎて不足してしまうこともあります。それを防ぐ

には実は薬剤ではなく、毎日の食事の工夫です。


栄養療法でももちろん食事が重要で、毎日のように僕も食事

指導をしていますが、「糖質を最初に食べたらアカンよ。」

と言うと「じゃあ何を食べろってーの?」と逆ギレされる

こともしばしば。思い付かないと言うことはそれだけ糖質依存

状態だと言うことでもあるのですが(^ ^;)、確かに食事は

習慣になりすぎて変えるという発想すら無いかも知れません。


そんな時に頼りになるのがこのムック本です。学術的なこと

は最低限にして、美味しそうな「コルチゾール温存メニュー」

がふんだんに紹介されています。僕も実際に料理に携わって

いないので、なかなか具体的な指導ができませんから、こう

いった書籍は助かります。こうれから逆ギレされたらこの本を

見せようかと。(笑)

2015年6月22日 月曜日

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先手必勝

梅雨らしい天気が続き、思ったように自転車トレができない

でいますが、かと言ってそもそもそんなに運動好きでもない

し雨も好きなので、つまりダラダラしてます。(^ ^;)


さてそんな季節なのに熱中症の話題です。毎年のように熱中症

で搬送されたり、亡くなられたり、とニュースになりますが、

熱中症は対策さえ知っていれば防ぐことができる病態です。

確かに最近の気候もおかしいですが、あんなにも重症化する

ニュースを見るのは悔しくもあります。


熱中症は脱水が原因だから水分を摂る、これは間違っては

いませんが忘れてはいけないのは同時にミネラルを補給する

ことです。ミネラルの中でもナトリウムとマグネシウムの

不足が不調を招きます。マグネシウムは本ブログでも何度も

話題にしている通り、にがりや玄米に多く含まれます。ナトリウム

は塩分なので控えた方がよいと思われがちですが、汗の多い

仕事や場面では絶対に必要です。今からできる対策としては、

料理に使う塩を粗塩に変えることです。粗塩はナトリウム以外

のミネラルも多いのでとても良いです。飲料水やサラダに

振りかけても◎。スポーツドリンクは糖質が多いのでNGなの

はもうご存知ですよね。ですよね?!常用するなら麦茶です。


そしてさらに大切なのが、摂った水分を保持する能力です。

いくら水分をこまめに摂取してもそのまま流れてしまえば

あまり意味がありません。この水分保持機能を発揮するのが

血中のタンパク質です。タンパク質はスポンジみたいなもので

血液中に水分も保持する作用があります。ですから日頃から

タンパク摂取不足の人は、脱水になりやすい、いわば「熱中症

予備軍」のようなものです。これは暑くなってから頑張っても

なかなか間に合わないので、今のうちから増やすべきです。

油っこいものが苦手な方は豆腐+鰹節+じゃこ+生卵with薬味

なんてどうでしょう?


そして高齢の方の場合は口渇中枢も機能が落ちていることがあり、

あまり口渇を感じないまま脱水が進行します。ですから「のど

が乾いたらすぐ飲むんだよ!」じゃなくて「時間を決めて

定期的に飲んでね!」と先んじて摂取してもらうのが指導と

しては正解です。今年は熱中症のニュースが穏やかだといいなぁ。

2015年6月18日 木曜日

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HP記事更新しました

当HPの「当院の治療」ページの「保険外診療」にはり治療、

自律神経調整療法、有機酸検査の3項目を追加しました。

はり治療については以前少し紹介しました。僕の弟が鍼灸師と

して勤務し、施術しています。


自律神経調整療法は遠絡療法をベースにしたツボ刺激治療です。

はり治療と若干かぶりますが(^ ^;)、こちらは僕が施術

します。遠絡療法は経絡刺激を公式化して汎用性を付加した

点が特徴で、当初は痛み治療をメインに応用されていました。

手技が成熟するにつれ、痛みのみならず不眠やイライラ、

冷えやのぼせ、便通異常などの自律神経症状にも効果が出る

ようになりました。要は痛みも精神症状も消化器症状もその

根幹には自律神経の異常があったということですね。


当院ではこの遠絡療法の手技に加えて、さらにつむじや爪など

の経絡刺激を追加して自律神経の調整を行います。…と聞くと

めっちゃ良い治療のように響きますが、ツボ刺激は痛いです。

時に、強面の男性も泣きそうになるほど。(笑)それでも

内服薬ではあまり効果が出ないとき、一度に多彩な症状が出て

いるときなどはお勧めしたいと思います。


そして聞き慣れない有機酸検査。人間の代謝にはもの凄い数の

有機酸が関与しているので、これを見ることで代謝の状況を

知ることができます。血液検査は必ずしも細胞内の状態を反映

しませんが、尿は細胞で使用された物質を多く含むので、

細胞内の状態を反映しやすいのです。特筆すべきは腸内環境を

推察できること。頑張って食事療法をしても、たくさんサプリメント

を飲んでも症状が改善されないときは、吸収能力の問題を

考えねばなりません。そこを評価できる検査として重宝します。


有機酸検査はIgGアレルギー検査同様、海外での検査になるので

検体発送の手間などで高価な検査になりますが、早朝一番尿を

検体として使用しますので、自宅で検査発送をして頂く必要が

あります。これが一番ネックかも知れませんね。ただ現状、最近

注目の腸内環境を調べられる検査は限られていますので、治療が

停滞している場合、その要因を探すには良いと思います。

2015年6月15日 月曜日

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