院長室

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神経線維破壊症候群

これは正式な病名ではなく、神経線維が破壊されることに

よる激しい疼痛を主訴とする疾患群の総称です。例えば、

三叉神経痛、帯状疱疹後神経痛、複合性局所疼痛症候群、

などが挙げられます。これらは難治病の代表選手でもあり

一度この病態になるととても治療が困難です。治療が困難な

だけでなく、痛みのせいで日常生活もままならなくなるため、

患者さんは痛みだけでなく、社会的にも大変な苦痛を強いられる

ことになります。


西洋医学的にはただひたすらに対症療法しかありません。最近

ではリリカやトラムセットという新薬も発売されて期待が

寄せられてはいますが、やはり対症療法であることに変わりは

ありません。全例に効果があるわけでもなく副作用も結構な頻度

であるので、福音とはなっていないのが現状です。あとはブロック

注射などに終始するしかなく、はっきり言って西洋医学的には

お手挙げな病態なんですね。


僕がそもそも遠絡療法に関心を持ったのもこの神経線維破壊症候群

が治せる、という謳い文句があったからです。確かに西洋医学的な

治療とは違う効果を上げます。現状、神経線維破壊症候群と真っ向

から戦える唯一の治療法なのではないかと思いますが、遠絡療法の

弱点はやはり治療そのものが痛いことです。「普段の痛みに比べれば…」

と歯を食いしばって治療に耐える患者さんを見ると、何とか治さねば

と気が引き締まります。神経線維の回復は良くて1日1mmなので、

例えば指1本に症状があればそれだけでも100日くらい時間を要する

ことになります。ですから、例え遠絡療法が効果があっても、完治には

数ヶ月要するのが普通です。痛い上に治療期間が長引くことも患者さんを

疲弊させます。


まだまだ改良の余地の多い遠絡療法ですが、副作用が無いことが救いで、

不謹慎ではありますが、戦える武器を持っていることは僕にとって幸せ

なことです。治せないとこれがまたとてつもなく悔しいんですが(^ ^;)、

遠絡療法に限らず、難治と言われ疲れ切った人を救える医師でありたいと

思います。

2012年6月28日 木曜日

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たくましい胃に

梅雨入りした割には晴れたり寒かったりと、なんかペースを

崩され気味ですが、そのせいか今年はまだ得意の(笑)五苓散

を使う症例が少ないように感じます。

その代わりという訳でもないんでしょうが、胃腸障害の方が

多い傾向です。これから夏ばての季節にもなっていくので、

胃腸症状を短期間で治せるかはウデの見せ所でもあります。


一口に胃腸症状と言っても胸焼けから胃痛、便通異常まで、

そりゃもうバラエティに富んでいます。漢方的に胃腸症状と

戦うときはやはり症状よりもその裏にある“証=状態”を見極める

のが大事です。冷えているのか熱いのか、気の異常なのか水の

異常なのか。同じ症状でもこれらの差によって使う薬は違って

きます。


日本は湿気が多い国で、勤勉な民族性なので、「気+水+寒」に

異常がある方が大多数を占めます。この中で気の異常が強ければ

補中益気湯(ホチュウエッキトウ)、水の異常が強ければ六君子湯(リックンシトウ)、

寒が強ければ人参湯(ニンジントウ)、と言った具合に使い分けます。

そもそも胃腸症状がある場合は、消化吸収能が低下していますから、

薬の効き方も悪くなります。ですから、たとえ腰痛の患者さんでも

胃腸症状があればまずはそちらを治すのが優先されるんですね。


そして忘れちゃならないのが栄養です。薬が吸収されて各臓器に

運搬されるためには、たいていの場合専用のタクシーが必要です。

そのタクシーの正体は蛋白質です。ですからここでも蛋白質摂取を

怠ってはいけないのです。

まあ胃腸が弱ってる時にステーキは無理がありますから、納豆や

豆腐、卵料理で補給するのがいいでしょうね。オススメは鰹節です。

味噌汁や冷や奴など何にでも振りかけてこまめに蛋白補給を!

2012年6月25日 月曜日

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肝冷える

僕はプライベートでは macbook air を愛用していますが、

その使い勝手の良さからwindowsを入れて仕事でも活用

しています。持ち運びも苦にならないので、自室から仕事場

へ毎日持って行っているわけです。


で、悲劇が起きました。仕事前にサプリを飲もうとして

コップの水を macbook air にぶちまけてしまったのです。

即座に拭き取りましたが、なんと電源が入らない…!

楽天家の僕も徐々にことの重大性を認識していきます。

症例の画像データや講演資料、専門学校の生徒の成績

などなど超重要なものを失ってしまったのです!

ものぐさな僕はバックアップを取っていなかったので、

もう石黒賢を蘇生させる織田裕二ばりに「帰ってこぉーい!」

と心の中で叫びながら電源ボタンを押し続けるしかありません。


もうしょうがないから水はけが良くなる角度?で放置するしか

手がなくなり、一応修理を依頼して、失ったデータをどう

するか善後策を考え続けました。

…そ、し、て、4時間後。角度が良かったのか(笑)なんと

帰ってきてくれました!いやあもう泣きそうになりましたよ。

即座にバックアップ用のHDを注文したのは言うまでもありません。

普段からスタッフに危機管理の話をしている自分がお恥ずかしい。

反省してものぐさを卒業します。皆さんも気をつけなはれや!

2012年6月21日 木曜日

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来るか?糖質制限ブーム

最近、糖質制限のレシピ本なんかも出版され、にわかに

糖質制限ブームが巻き起こりそうな気配ですが、ウチの

患者さんの中にも真面目に実践してくれて調子が良い方が

みえます。


糖質制限をすることで血糖値の乱高下がなくなり、自律神経

刺激が少なくなり不眠や動悸やアレルギー症状などが軽減

するわけですが、もちろん体重も減ります。2kgくらいは

あっという間に減るようです。


ここで怖いのは、ダイエット法としてしか認識されなくなる

ことです。糖質制限は上記のように自律神経刺激を軽減でき

たり、高血圧や糖尿病、高脂血症などの生活習慣病の予防に

なり得ます。決してダイエットのみではないんですね。

糖質制限は必ず蛋白質摂取と両輪でなければなりません。

糖質も蛋白も制限してしまうと、筋肉まで痩せてむしろ体調は

悪くなってしまいます。


そして何を取るべきかは結構人によって違う、と言うことも

重要です。病的に蛋白質が低下している人は、むしろ少量の

糖質を摂るべきだとも言われています。

バナナやヨーグルトが1日で品切れに陥る社会なので(笑)、

糖質制限がブームになって間違った認識のまま不調者が出てしまう

ことが懸念されます。

糖質が多い人は是非とも制限にチャレンジして頂きたいですが、

くれぐれも蛋白摂取をお忘れなく。

2012年6月19日 火曜日

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燃えよ!ドラゴンズ!

高木監督になってすっかりコメントしなくなっていましたが、

もちろんドラチェックは怠っておりませぬ。吉見や浅尾や

ネルソンが不在で森野が絶不調な中、よくやってると思い

ますよ、ええ。でもなんか妙にタニンゴトのような心境に

なっちゃってんすよ。


分析してみると、それはやはりOB漬けになっちゃったこと

ですかね。チーム内が仲がよいのは歓迎すべきなんですが、

どうも馴れ合いに見えてしまって。実際、中日スポーツの論調

も落合政権の時に比べてヌルい気がします。解説陣もみんな

オナカマだからか、擁護が多いなと思います。ましなのは

立浪さんくらいかな。


僕は落合シンパだから、という訳ではなく〜〜ムラみたいなのが

嫌いなので、どうもこういう雰囲気はダメなんですよ。ましてや

プロ集団なんだから、もっと公平にシビアにさ。

その点、落合政権は徹底的にプロ意識を持って、OBだろうが

後援会だろうが選手にマイナスなことは容赦なく優先順位を

下げる、という潔さがあって気持ちよかったんです。

一番深いところで優しさが感じられる監督だったなぁ、としみじみ。


とはいえ、落合監督の時より観客動員数が増えているのもまた事実。

みんなこういうのを望んでたの?と思っちゃいますが、ま、そういう

土地柄なんでしょうな。それは妙に納得しちゃったり。

来年はまたどこかのチームで落合采配が見たいです。

2012年6月14日 木曜日

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