今回はなかなかの良作ですよ〜。2作とも邦画なのが
誇らしい。
まずは「BLUE GIANT」。ジャズ漫画の映画化です。通常
観ないジャンルなのですが、漫画の中の音楽をどう映像化
するのかに興味があり鑑賞しました。なんせ漫画は視覚
なので劇中曲は想像するしかありません。その映像化を
見事にやってのけたというだけで価値があります。
実際、コミック10冊分の漫画を2時間にまとめている
ので、そんなに都合良く行くもんかいな?!的な感想を
持ってしまいますが、まあそこは許さねば。。何様?
僕のようなジャズについて微塵も知識がない者が観ても
圧倒される演奏シーンなので、ファンが観たら感涙する
でしょう。いつもは漫画の映画化って必要ある?と敬遠して
しまいますが、今作に限ってはとても意義があったと
思います。
そして「湯道」。これはいいですぞー。生田斗真さんと
濱田岳さんが全く兄弟に見えないという根本的な欠点は
あるものの(笑)、お芝居は上手だし周囲を固める俳優
さん達もとても芸達者で安心して観ていられます。
風呂という日本特有の文化や、銭湯という庶民風俗を
コミカルに演出しています。外国人を絡めたエピソード
も上手い。そもそもタイトルの「湯道」なんて現実には
無いしね。(笑)劇中、作法まで出てくるけど。(笑笑)
ストーリー自体はシンプルですが、細々としたところに
工夫があって楽しいです。むしろそれを見せたいがために
変にこねくり回さなかったのかな。
今月はまだ「Winny」や「シン・仮面ライダー」が控えて
います。劇場が春休みモードになる前に観ておかないと
ですね。(^ ^)