院長室

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いまさら鑑賞記

おっ、最近映画観ずにマジメに仕事しているんだな!と思った皆様、んなわきゃないだろ〜

と思った皆様の勝ちでございます。(笑)とは言え、あまり劇場に行けないのも事実で、

こつこつマジメに自宅鑑賞していましたとさ。では、いきます。

 

・「半分の月がのぼる空」

入院中に出会った少女との淡く、切ない恋物語。普通こんなジャンルはかゆくて観ていられ

ないのでまず選ばないんですが、なんせ我らが大泉洋ちゃんが出演しているので、それだけの

理由で観ました。…いや、やられた!これは面白い。ネタバレ厳禁の映画なので、書くことが

できませんが、洋ちゃん好きならずとも大した感動作なのでどうぞ観てください。

…っていうかDVDに同梱されている特製ブックレットが盛大にネタバレなので先に見ませぬよう。

 

・「50/50」

突然、癌を宣告された働き盛りのマジメな青年とそれを取り巻く人々のお話。これもまあよく

ある設定なのですが、主演のジョセフ・ゴードン=レヴィットとヒロイン役のアナ・ケンドリック

観たさにチョイス。(またそのノリかよ)

ちょいとナメてましたが、過剰なお涙頂戴的展開でなくむしろ癌を受け入れようとするポジティブ

な演出に膝を叩きました。しかも実話がベースらしく感動に拍車がかかります。良質な人間ドラマです。

下品な会話が多いですが。(^ ^;)

 

・「キャビン」

若いちょっとおバカな男子と女子達が、都会から離れた古びた別荘にバカンスに行って次々と惨殺

される…というこれまたよくある設定の映画。スプラッターとかゾンビとかは(怖いので)観ない

ジャンルなんですが、釣りまくる宣伝に釣られてみました。…いや、やられた!(また?)

これまたネタバレ厳禁な作品ですが、これ考えた人、バカです。(注:褒め言葉)往年のB級ホラー

映画を彷彿とさせる展開が既にミスリードで、あとはもうやりたい放題。ツッコミ所も多いですが、

伏線の回収も上手で発想はまさに幼稚園児ですが(注:褒め言葉)映画としてしっかり成り立ってます。

あーラストを言ってしまいたい。(笑)

 

・「クロニクル」

ひょんなことから超能力を身につけてしまった3人の高校生のお話。またしてもB級くさいチープな

設定ですが、まあそれが好物なのでカンベンしてください。(^ε^)

いやしかし、その超能力を使うシーンが楽しくてオトコノコ心を激しく揺さぶります。前半の、超能力を

使うことに浮かれている楽しげな展開から、その力に溺れていく後半までまさにジェットコースターで

ワクワクが止まりません。これはリアル幻魔大戦だ!ハンドカメラの映像をそのまま使う手法が随所に

挿入されているのがまたウマイ。そしてこんな濃密な内容を85分に収めたセンスに脱帽です。

 

・「きっと、うまくいく」

あえて言おう!号泣したと!しかも3回!

映画大国インド発のコミカルな人間ドラマです。異常に評判が良かったのでスルーしようかとも思ったの

ですが(←あまのじゃく)、いや、観て良かった。あぶねー。尺は170分と長く「クロニクル」が2回

観られちゃうわけですが、映画3本分の感動を味わえます。インド映画お約束のミュージカルシーンにさえ

抵抗がなければ、これは全ての人にお勧めしたい。学歴や成績優先の現在のインドの教育現場への風刺映画

ではあるのですが、もっとシンプルに「やりたいことやれよ!」という強烈なメッセージを投げかけます。

既にインドで上映されてから3年経っていますが、これからも語り継がれる名作だと思います。あぶねー。

2013年12月9日 月曜日

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