院長室

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「パシフィック・リム」

巨大ロボットと怪獣が派手に戦う。ただそれだけ。だがそれがいい。予想通りの

そんな映画でしたが、こいつぁ熱い。なんせリアルマジンガーZ vs 東映怪獣軍団

ですからね。登場する怪獣もそのまんま「KAIJU」という表記だし、その造形も

ギロンやギャオスじゃん!的なオマージュたっぷりなもので、ロボットに至っては

なんとパイルダーオンしてしまうという、全編日本のアニメ・特撮贔屓の確信犯的

映画です。意味わかんない人ゴメンナサイ。(^ ^;)

 

とにかくバカでかい怪獣が街をメッタメタにして、それに対抗する手段として

人が乗り込むタイプの巨大ロボットで応戦するわけですが、ロボットってそもそも

人の代理で戦う目的だから、パイロットがわざわざ危険を冒して乗る必要ないん

じゃね?とか、必殺技を出す時にいちいちでかい声で技名を叫ぶ必要あるのかね?

とか、とりあえず人型にする意味って何さ?とかいう触れてはいけない疑問(笑)

にもちゃんと一応の答えを用意しており、ストーリーなんてないんだけど、工夫は

すごくしてます。

 

準主役の菊地凛子さんの存在感もかなりのもので、ちょっとしたアクションもそつ

なくこなし、普通に日本語でしゃべってます。(笑)上司のアメリカ人もちょいちょい

片言の日本語をぶち込んでくるので気が抜けません。ここまで日本に気を遣ってもらう

と却って気が引けるというか…。(^ ^;)芦田愛菜ちゃんの演技がもてはやされて

いますが、まあそれも気を遣ってのことということで。

惜しむらくは派手な「KAIJU」の造形が、デカすぎてよく判別できないという所。

ここは結構痛い。肌質も一定なので、今ひとつ差が分からないのですよ。こういう

おバカ映画(褒めてます)には敵のカッコよさも大事な因子ですからね〜。

 

例によって「3D字幕」を求めてわざわざ名古屋の109シネマまで汗だくになって

行ってきましたが、その価値は十分にありました。眼も派手に痛くなったけど、

熱い(イタイ?)オトコノコには必見の映画です。

2013年8月15日 木曜日

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