症例報告

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温める?冷やす?

・腰痛やねんざなどで、患者さんから「温めた方がいいですか?冷やした方がいいですか?」と聞かれることがあります。こういう場合のルールは一つで、「受傷直後はよく冷やす!それ以外は気持ちいい方を」です。ねんざや打撲などで赤く腫れている時は炎症が強い証拠で、その名の通り「燃えている」状態なので冷やさねばなりません。逆に「何ヶ月も前から痛い」状態で赤くも腫れてもいなければ、どちらでもいいです。一番分かり易いのはお風呂に入った時で、「あったかくて気持ちいい~」と感じれば温めた方がよいですし、「温めるとドクンドクンしてうずく」場合は冷やした方が良いでしょう。
・そこで「冷湿布と温湿布」ですが、湿布はそもそも温度を左右しません。むしろ痛み止めの薬と思った方が良いと思います。冷やすなら氷に勝る物はありませんし、温めるならば湯たんぽやカイロの方がはるかに勝ります。日本人は体が冷える傾向にあるので温める方法を知ることは大切です。生野菜や果物は体を冷やすので、冷え症のある方は調理して食べる方が良いかも知れません。

2009年1月31日 土曜日

カテゴリー 症例報告 院長室

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