慢性疼痛疾患、女性特有疾患、精神神経系疾患の3つの
カテゴリーでお話しさせて頂きましたが、あくまでこれは
「とっつきやすさ」を考慮しただけで、漢方の本質は
科や専門性にとらわれることなく、全人的に治療ができる
ところにあります。
カッコよく言えば “ジェネラリスト” になれるわけです。(笑)
ただもちろん、決して西洋医学の先進の検査や治療法を否定する
ものではありませんので、やはり西洋医学の良い部分と漢方医学の
良い部分をミックスして、さらに弱点を補い合える関係がベストです。
どちらも「治すための手段」に変わりはないのですから。
何はともあれ、僕のような経験の浅い若造の講演を真剣に聞いて
くださった先生方に敬意を表し、御礼申し上げます。
年内はまだ2回ほど講演の予定がありますので、ネタは同じですが
気を抜かず、ブラッシュアップさせて漢方の良さを伝えていこうと
思います。
そういや、テレビ番組内でナイナイの岡村隆史さんがツムラの
酸棗仁湯を飲んでるところが放映されていましたね。この上ない
宣伝でしたなぁ。患者さんにも「私と同じ薬で、嬉しくなりました。」
なんて人がいましたが、いやそれは別に喜ぶとこじゃない気がする
けどまあ嬉しいならいっか。(^ ^;)