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12月の診療日程更新

ヤベー、大谷ヤベー。プレミア12なんてあまり

興味がない上に、開幕初戦はマエケンでしょうよ?

小久保クン、なんてキヨシばりに上から目線だった

のですが、どうなの、釘付けでしたよ?ゴメンね、

小久保大先生。則本は1イニング限定にすべきかとは

思ったけど、ほぼ完璧な試合運び。特に大谷の投球は

感動すら覚える圧倒的なもの。現金なもので、俄然

プレミア12に興味が出てしまいました。(^ ^)


そんなプレミアな12月は30日午前まで診療します。

大谷にあやかって診療と受付の二刀流してみようかね。

やめとけ。

2015年11月9日 月曜日

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アンチのアンチは

「ウソのウソはホントなの?」「裏の裏は表?」。世の中

相反、対立するものはたくさんあります。そもそも二元論

なんて理屈があるくらいですから、全てのものが二分される

のかもしれません。では、その境界は?


漢方にも陰陽、虚実、寒熱など診断の理論として二元論が

採用されています。でもこれはどちらが正しいというもので

はなく、またどちらか一方だけということもないのです。

つまり混在する、併存するものなのですね。ただ単にどちら

寄りなのか、ということです。だから境界も非常に曖昧です。

なぜならどちらか一方があって初めてその反対も成立する

からです。シーソーは両側におもりがあって初めて成り立ち

ますよね。


さて、だからと言って今回は漢方の話ではなかったりします。(笑)

世の中、善悪や男女など二元論で成り立つけど、どちらか

一方では成り立たないと言うことを忘れてないかい?という

話です。つまりシーソーの端っこに立って反対側を罵っている

構図が多いんでないの?反対側がなくなったら真っ先に立場が

なくなるのは自分でしょう?って思いませんか?


政治であれば与党と野党、思想であれば保守と革新、伝統で

あれば正統と異端。これらの論点は双方の差そのものではなくて、

どの辺が相反している境界なのか、なのだと思います。境界を

知ることが双方の存在を可能にするわけですから、境界の位置

こそが論議される価値のあることではないかと思うのです。

両極端な位置からお互いを批判しているのは境界に支配されている、

いわば同じ穴のムジナなのではないかな、と。校則を遵守する

生徒会長と、校則くそったれな不良も校則に支配されている

点で同類なのですね。例えが子供っぽい所はスルーで。(^ ^;)


TPPにしても安保法案にしても、是非を問うても恐らく答えは

出ないでしょう。是と非の間はどこなのか、一歩進んで、なぜ

その境界は生まれたのか、を直視しなければどうも進展しない

ように思います。

2015年11月9日 月曜日

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不定愁訴と人は言う

「不定愁訴」は医療関係者なら一度は耳にしたことがある

はず。そして患者さんの耳には入れたくない言葉でもある

はずですね。


愁訴とは苦しみや悲しみを訴えることで、不定とは一定

しないこと。つまり、本来「不定愁訴」は医療現場で

使用するなら「症状が一定しないこと」です。例えば、

前回受診時は腰痛を訴えていたが、今回はめまいを訴える、

のように来る度に症状が違うなんて具合です。けれども

実際には、ストレスフルで整合性のない神経症的な症状

をまとめて「不定愁訴」と表現していることが多いよう

です。


さらには検査で異常がないのに症状が強い、典型的では

ない、こんな理由で「不定愁訴」と扱われていることも

しばしば。こんなの冤罪以外の何物でもないし、言葉の

誤用甚だしいことこの上なし、なわけです。単に診断が

つけられないのを、「不定愁訴」だから「ストレス」

なので心療内科へ紹介、という診療は恥ずべきです。


ちなみに漢方薬の加味逍遙散という薬は、その名の通り

逍遙散に生薬を2つ加味したものですが、この「逍遙」

というのが症状が揺れ動く事を表しており、「不定愁訴」の

薬として有名なわけです。本来はイライラや不眠がメイン

の更年期症候群の薬、ではないんですねー。


それはさておき、この文章は「不定愁訴」を「自律神経

失調症」に置き換えてもそっくりそのまま成り立ちます。

診断名を付けないと保険診療が成り立たない日本の医療の

負の側面の一つです。

2015年11月5日 木曜日

カテゴリー 院長室

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迅速検査

栄養療法の特徴の一つが、個人の血液検査データを基に

治療方針を組み立てることです。当院でも食事指導や

サプリメントの決定には必ず血液検査を行っています。


この血液検査、広くどの機関でも受けられるものですが、

すぐに結果が出ないというデメリットがあります。我々から

しても患者さんにしても、治療の方向性は早く決めたい

ところですから、なるべく早く結果が知りたいのが本音

です。しかも項目によって結果が出るまでの時間に差が

あるので、早くても1週間、遅ければ3〜4週後にしか

結果は出ないのが痛いところです。


そんな中にあって、採血後その場で結果が出るという機械

の開発が進んでいます。これが全項目に適応されれば

かなりの時間節約になるので、とてもありがたいのです。

しかしながら現状実用化されているのはHbA1cくらい。

これは糖尿病の指標になるので、例えばクリニックで、

例えば薬局なんかでも導入を勧めるメーカーがあります。


うん、まあ、ありがたいんだけど、HbA1cじゃあねぇ、

というのが正直なところ。HbA1cを糖尿病の指標に

していたのはもう昔のことなんすよね。仮にHbA1cが

正常値でも血糖値に異常がないとは言えない、特に血糖値が

乱高下する方の場合はひどい症状が出るけど、HbA1c

はまず異常になりません。むしろ低血糖症が改善すると

上昇することさえあります。バカ高い迅速検査機を導入

しても診断や治療に直結しないんでは無意味と言わざるを

得ませんよね。


医療機器は進化していますが、それは医療の進化と歩幅を

合わせて初めて意味があります。そうするとメーカーサイド

も敏感に医療の動向を見守らなければ、数年かけて開発した

ものが全く通用しないなんて可能性もあるのです。可哀想に。


まあでもこれは医療業界に限ったことでもないですね。ニーズ

に合わせる柔軟性と、半歩先を読むセンスが商売の武器なん

でしょう。

2015年11月2日 月曜日

カテゴリー 院長室

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