今回もまた邦画2本。快作と怪作です。(笑)
まずは「Winny」。これは実際にあった事件をモデルに
していて、顛末に詳しい方には少し退屈かも知れません。
僕は幸い聞きかじっただけで詳細を知らなかったので
大変楽しめました。
Winnyというソフトにより動画や音楽が自由に入手できる
ようになり、本来使用する者に罪があるべきのところ、
開発者の金子氏が逮捕される。これを不当逮捕とし、
裁判で無実を勝ち取るまでのお話です。
純粋に世界のために開発しただけのKYな部分もある(笑)
金子さんを東出昌大さんが好演しています。また彼を
助ける弁護士を三浦貴大さんらが演じ、非常に緊迫感の
ある作品に仕上がっています。Winny初心者は是非。
そして「シン・仮面ライダー」ですよ。エヴァはさておき、
ゴジラもウルトラマンも仮面ライダーも放映時には僕は
産まれていないので、直撃世代ではありません。今作は
そういう直撃世代がニヤニヤしながら観る作品です。
過去作へのオマージュは全く問題ないし、むしろ2度
3度と作品を楽しめるギミックだと思いますが、それが
むしろメインになってしまうと若干冷めるわけですよ。
本来、芯があってのオマケ要素みたいなもんですからね。
今作で致命的なのはセリフと演技が壊滅的にひどいこと。
狙って当時の雰囲気を出そうとした、と言われても、
いや今作をまず大事にしろよ、と言いたくなります。
主人公を助ける国家エージェントの名前が「立花」と「滝」
だったのは面白かったですが、そーいうことじゃねーんだよ、
とツッコミを入れました。(^ ^;)
「シン」シリーズは恐らく今後も続くでしょうが、ヲタ
全開映画にならないことを祈ります。