さて、話は大きく変わってしまいました。腫瘍から検出された
癌細胞は腺癌というタイプで、これは解剖学的に脳からは出よう
がないとのこと。それはつまりどこかから転移したものである
ということです。脳の腫瘍は転移した癌だったのです。
そうすると今度は大元の癌、つまり原発巣探しが始まります。
色々と検査をして頂き、最終的な診断は「肺癌からの脳・胸椎・
・腰椎・皮膚転移」となりました。ここまで転移していると
その時点で進行癌かつstage Ⅳ なので、僕だけでなく家族も
驚きました。青天の霹靂とはこのことです。
栄養療法を実践してたのにそのザマかい!と言われても仕方が
ないですが、腺癌は喫煙とは関係なく、症状も出にくいし僕の
場合、胸のレントゲンも異常がなかったので、早期発見はなか
なか難しかったでしょう。
術後のリハビリなどをやりながら、脳と胸・腰椎に放射線照射
が始まりました。脳は腫瘍が摘出できても癌細胞は残るし、
骨転移には放射線が効くからです。事実、2月頃から妙な背中
と腰の痛みに悩まされていました。大抵は自分で調整して治める
のですが、全く効かないので困ってたんです。まさか癌の痛み
だったとはね。(-_-)
大元の肺癌と皮膚転移は抗癌剤で、ということで放射線照射が
終了してから再度入院して行う予定です。放射線は僕は結構な
副作用が出まして、悪心・倦怠感・食思不振に悩まされました。
今は、処方してもらった薬で緩和されています。
→③に続く