梅雨も深まってくると、気圧変動での頭痛やめまい・ふら
つきが増えます。また汗が増えると皮膚のトラブルも増える
ことでしょう。それらの症状を抑える漢方薬の味って知って
ます?
気圧変動で出る症状に対しては、基本的に“水”を巡らせる
生薬を用います。これらは幾種類かの味がありますが、
多くは甘味です。糖尿病の方は水の代謝が悪いことがあり
ますが、これと関連があるのでしょうかね。
しかしながら、お菓子やお米で水の巡りが改善するわけ
ではないのでご注意を。よっしゃー!明日はパフェでも
食べるか!は間違いです。(^皿^) 茯苓(ブクリョウ)とか蒼朮
(ソウジュツ)が有名ですが、是非とも原材料を調べてみて下
さい。
対して、かゆみに対する生薬はほとんどが苦味です。苦味
はかゆみやイライラを抑える作用があるとされております
が、その根本は暑さ対策です。暑気が盛んな気候では、
意外とゴーヤなどの苦味成分の多い野菜が多いものです。
これを地味に食することで諸症状に対抗していたので
しょうね。
かゆみやイライラは実際には暑気に関係なく出る場合が
あります。そういう場合は苦味のない生薬を用いることに
なりますが、何が根本にあるのかを見極めるのが難しい
です。
そんなわけで、僕が出す漢方薬が不味くてもまあそういう
決まりですんで(笑)、なんとかうまいこと飲んでやって
下さいませ。