院長室

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花粉症

・そろそろ花粉が気になる季節に入ります。早い方だと2月中旬頃から症状が出始めます。一般に花粉症はアレルギーを抑える抗ヒスタミン薬を使用しますが、口が渇いたり眠気が出たりすることが多いです。漢方薬はこういった副作用が出ないので使いやすく、小青竜湯という薬がメジャーでドラッグストアでも入手できます。ただ一概に花粉症と言っても症状は様々です。小青竜湯は「水のような鼻汁が出る」というタイプにはよく効きますが、「眼が充血する」とか「鼻づまりだけ」、「鼻や眼がかゆい」といったタイプには別の薬の方が効果があります。タイプに合わせて使い分けるという点も漢方薬の特徴です。
・ただ、ここ数年の急激な花粉症の増加の背景にこそ目を向けるべきだと思います。ストレスの多い環境、不規則な生活、食事の偏り、胃腸機能の低下…こんな所に原因があるような気がしています。オフシーズンにこういった所を治療するといざシーズンに突入しても、意外と症状が軽いかも知れません。

2009年1月29日 木曜日

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