院長室

仙腸関節が犯人だ!?

先日、原因不明の腰痛には仙腸関節の異常が関連している

という内容のテレビ番組がありました。この類の話は以前

にも特集されているので、特別新たな知見ではないのですが

継続して情報発信することは意味があると思います。

 

僕も長年仙腸関節の治療に携わっていますが、確かに画像

検査で異常がない場合に驚くほどの効果を挙げることも

あります。テレビでは注射治療を紹介していましたが、

整体やカイロなどの徒手治療でも改善することがあります。

 

最近ではエコー観察下での注射の方が主流になりつつあり

ます。視覚的に確認しながら注射した方が狙った部位に

効率的に薬液を注入できますし、また、やってみると仙腸

関節内ではなく、仙腸関節を繋ぐ靱帯への注射でも効果が

出ることが分かります。

 

驚くべき事に、痛み止めや炎症止めの薬ではなく生理食塩水

を注入しただけでも改善することがあり、これは靱帯や

筋膜の滑りの悪さで痛みが誘発されていることの証明に

なっています。仙腸関節が腰のみでなく、他部位の痛みの

原因になっていることもあるので、このような注射や徒手

治療の発展が痛み治療の新たな選択肢になるかもと期待

しています。

 

ただ、やはり原因治療になっているのか?の視点はとても

重要です。注射や徒手治療を繰り返す中で、最終的に治療

不要になることもありますが、多くの場合は生活習慣の中の

姿勢や癖に起因します。ここでも治療と予防のセットで

考えることが大切ですね。

2017年2月20日 月曜日

カテゴリー 院長室

タグ