先日テレビ番組で足のむくみと巻き肩の関係を取り上げて
いましたね。症状がある部位とは一見無関係の位置に原因を
求める考え方は大変良いですね。人体を俯瞰して力学的に
問題解決する方法論は様々な部位に応用できます。
膝の痛みも全く同じで、ヒアルロン酸の関節注射のみで
改善するケースはそんなに多くありません。つまり膝関節内
の問題以外にも痛みの要因があると言うことです。特に多い
のは実は足のゆびです。次に股関節。どちらが先に悪くなった
のかまでは分かりませんが、膝を挟んだ上下の関節も同時に
ケアすることがとても大事です。
足のゆびは体重による負荷を緩和する緩衝材の役割をして
いるので、より重要です。足のゆびが使えなくなる代表例が
外反母趾です。外反母趾は足の横アーチがなくなることが原因
で、それはまさに緩衝作用の低下です。膝痛がいつ出ても
不思議ではありません。外反母趾になっていなくても足裏の
前中央にタコができる方は要注意。既にアーチが減っています。
こういった症状は薬では改善できないので、専ら運動療法が
主になるのですが、まずやって頂きたいのが「ひろのば体操」
です。足ゆびを「ひろ」げて「のば」す体操です。書籍も多く
出ていますし、Youtube で動画も見られますのでうまく日常
生活に取り入れて続けてみて欲しいです。頑張って続けると、
膝以外にも嬉しい効果が出るかも!?知れないですよ。(^ ^)