ダイエットしたいけど、寒いし。正月の過食分を取り返したい
けど忙しいし。などなど、皆さん運動をしようという意気は
あるのですが、現実的にままならないご様子で…。でも、
そんなに運動って効果があるのでしょうか?
運動と一口に言ってもフルマラソンから散歩まで、非常に
幅が広いですよね。さらに個人の目的によってもその強度は
変わるはず。運動は大事だけど、具体的に自分は何をすべき
かが分からない、というのも二の足を踏む要因になっている
のではないでしょうか。
当然治療に応用する運動療法も千差万別で、一概にこれを
すれば良し、というものはありませんが、重要なのは運動は
疲れる、ということです。例えば、糖尿病で体重オーバー、
日頃からぐったりしていて朝も起きづらい、という方は
既に疲労しているわけですから、減量のために良いと言われ
ても運動なんてできっこありません。
運動はたくさん酸素を必要とするわけで、その分活性酸素も
多く産まれます。その活性酸素を捌く能力が低下していては、
運動は逆効果になってしまいます。そして栄養に問題がある
人は往々にして活性酸素除去能力は低下しています。だから、
運動は大事ですけれど、治療に際する優先度は実は低いです。
食事、睡眠、運動の順番で優先度が高いです。
ただ、同一姿勢を取っていては腰痛や肩こりが悪化します
からストレッチ体操や、気分転換ついでの散歩などはもちろん
やって構いません。実際に食事の方が手を付けやすいですし、
効果を実感できるものです。