新年1発目の映画鑑賞は「ドント・ブリーズ」。昨年末に公開されて
いましたが、近隣での公開を待って鑑賞。今作も内容を極力伏せて
公開し、口コミ評判によって劇場が増えるという「この世界の片隅で」
方式のようです。それだけ面白いということですが、思いっきり
ネタバレも公開されちゃってるので、もしも鑑賞する場合は情報を
シャットダウンして行ってね。
ストーリーは上記理由からもちろん詳細は明かせませんが、ジャンル
としてはホラーです。でもゾンビだの悪霊だの、ではなくサスペンス
色が強い現代劇です。盲目の独居老人宅に強盗に入ったはいいが、
その老人が退役軍人でめっちゃ強く、果てにその家からの脱出劇に
変わっていく、というもの。雰囲気は傑作ホラー「ソウ」に似てます。
とにかくアイディア満載で、若干心臓に悪い描写もありますが、
きっちり極上エンタテインメントに仕上げています。コンパクトな
上演時間もマル。何度か書いてますが、僕の考えるベストラップは
100分。本作はなんと88分です。それでいてこの情報量は凄い。
「ソウ」は想定外の人気ゆえどんどん続編が作製されましたが、実は
本作も既に続編制作が決定している点でも似ています。正直、
それはやめておけ、と言いたいですが。
そしてもう既に今回で5作目という「アンダーワールド」の新作。
吸血鬼と狼男の果てなき戦いを描くスタイリッシュアクション、
と聞くだけで今でもテンションダダ上がりですが(笑)、さすがに
もう厳しい。と言うか4作目観てないし。(ええっ)
実際、第1作からして「マトリックス」と「ヴァンヘルシング」を
足して3で割った(笑)みたいな内容なので、カルトな層のみに
受けていて、今作も一見さんお断り的な進行です。ではその敷居の
高さに見合ったデキかと言うと、もうちゃんちゃらおかしい、
突っ込むのも面倒くさい内容。出涸らしもここまでくると新しい
食材なんじゃないかと思うくらいで、一体誰が喜ぶんだろう。
挙げ句、また続編を臭わすラスト。いや、やめておけ。(2回目)
ここまで引っ張って来られたのも、主演のケイト・ベッキンセールさん
の美貌のおかげなのですが、なんせ設定が老けないヴァンパイヤ
ですから、さすがのケイトさんでも加齢変化、もしくは無理な若作り
が痛々しくもあります。いつもより全体に暗いシーンが多いのは
そのせいか?(笑)
まあシリーズ未見で本作に突撃する無鉄砲野郎はいないと思いますが
まあ、やめておけ。(3回目 笑)