ちょうど本日で、開業して3年が経ちました。これまで3年スパンで
色々と変化がありましたので、僕にとっての3年は結構意味があります。
この3年をひとまとめに捉えるならば、「準備」でしょうか。
西洋医学に満足できなかった僕は、治すためのアプローチを色々と吟味、
取捨選択して、現在のスタイルになりました。
決して現在に満足しているわけではありませんが、この3年間で経験した
ことは勤務医では味わうことが叶わない貴重なものでした。
何を置いても、患者さん無くしては得ることのできなかった経験ですので、
まずは開業してから関わった全ての患者さんに感謝したいと思います。
改めて、自身の医療の方針を問いかけてみると、やはり僕は治せないと
言われた人の病態を良くすることに魅力を感じます。これは当初から
変わっていないようです。
逆に、嫌な言い方かも知れませんが、自分も楽で楽しい治療でないと
いけないと考えるようになりました。ひたすら献身の精神で働くのは
美しいようですが、自分に過大な力があると思い上がる危険性も孕んで
いると思い直しました。
自分も落ち込みもすれば風邪も引く人間ですから、自分の非力さを分かった
上で治療にあたらねば、難しい病態を快方に導くことはできないだろうと。
だから自分でも楽しもう、なんて発想は僕の楽天家たるゆえんですが(笑)、
青臭い若造が少し現実を知った、という感じでしょうか。
さあ、明日から新しいスパンです。今度のスパンは多分、「挑戦」です。
現在の医療制度は疲弊しきっています。きっと長くは続かないと思います。
そんな中でも、治すことにこだわり、かつ自家の経営も損なわないように
するためには新しい方法が必要な気がするんです。
それを築けたらいいなぁ、と漠然と思っています。
その一環でとりあえず、待合室を模様替えしてみました。(←ちっちゃ!笑)
見てみてくださいませ。(^ ^)