昨日は漢方のシリーズ講演2回目でした。前回参加して
頂いた先生方だけでなく、新規の先生・スタッフにも
ご参加頂きました。
僕の講演は「漢方をこれから始める方」向けで、スムーズに
漢方を始められるようにと思ってお話しさせて頂いています。
その分ベテランの先生には物足りないみたいですけど。(^ ^;)
何でもそうですが、新しいものを始める時ってエネルギーが
必要ですし、壁も多いものです。それを乗り越えて、さらに
継続できれば楽しくなるものですよね。
僕も漢方だけでなく、AKA−博田法や遠絡療法を始めた当初は
随分苦労しましたが、今はこれらの治療法に出会えたことを幸せに
思っています。でも根性論だけではレベルアップしないところが
またニクい。(笑)
僕が経験から学んだレベルアップのコツは「理論はほどほどに」です。
真面目な人ほど、基礎理論をしっかり勉強して、それから応用、実地へと
段階的に進んでいく傾向がありますが、初期から実地を取り入れて
「基礎半分、実地半分」くらいの割合で進めていくのが、一番良いように
感じます。基本が大事なのは間違いありませんが、それを経なければ次に
進めないと思うと却って足かせになってしまうことがあります。
初心者には初心者の経験、ベテランにはベテランの経験があって、その
経験こそ何物にも代え難い財産です。
闇雲にやるのはもちろん駄目ですけど、バランスよく基本と実践を
組み合わせるときっと最短距離で上達すると思います。