漢方薬が保険適応になってもう何十年も経ちますが、保険の審査基準が
実は県によってかなり違います。例えばお隣の岐阜県では、漢方薬の処方は
2種類まで、という規制があり、それ以上処方すると保険ではねられてしまいます。
愛知県は割合そういった規制は緩かったのですが、ついに厳しくなってきました。
3剤満量投与の場合は、その理由の詳細を付記すること、なんてお達しが…。
まあ3剤投与が必要な方は少ないのですが、あまりこういった規制が過剰になると、
却って患者さんに不都合になってしまうこともあります。考えもんです。
そして驚くのが規制緩和事件(?)です。
先ごろ、レセプト請求は原則全診療所オンライン化、という条例が出ました。
これには導入の必要性が不明だとか、導入費用はどうするのかなどの理由で
反発多数でした。ウチは開院当初からオンラインなので問題ないのですが
日野医院の方は紙レセプトだったので、導入を決めました。
やっとこ導入作業が終わったところで、「導入は努力義務にする」だってさ。
えーーっ! 金返せーーっ! ってなもんです。
上島竜兵なら間違えなく訴えてます。
まあ、政権交代もありましたし、色々と過渡期なので仕方のないことですが、
正直涙目です。(: _ :)