今月からインフルエンザワクチンの接種が始まりますね。例に
よって当院では施行しません。すんません。m(_ _)m
決してワクチンを否定しているわけではないのですが、やらない
理由を一言で言えば「確実性に乏しいから」です。ワクチンの
作用は抗体産生を促して感染を防ぐことです。抗体はタンパク質
ですから、タンパク質代謝が落ちていれば抗体産生に影響が
出てもおかしくないですし、ワクチン接種そのもので不調に
なる方も少なからずみえます。
病原体にもよりますが、有効率は50〜70%程度という報告
もあるので、ワクチンはやるとしても補助的な対策なのかな、
と思っています。特にインフルエンザは毎年株が変異するので
それを予想してワクチンを作るのはほとんど博打みたいな
もの、とも言えます。実際にワクチン打ったけど罹患したぞ、
という声も聞きますよね。
またワクチンを打つと、それでもう安心しちゃって基本的な
対策を怠るという傾向も散見します。やはり手洗いやうがい、
現状であればさらに至近距離で話す際のマスクは大前提の対策
となるでしょう。これらを疎かにしてはいけません。まあ今年
は例年に比べ皆さん徹底しているので、インフルエンザ患者数
は少なくなるのでは、と予見されていますが。
ワクチンの在庫数によって、接種回数が変わる傾向があるのも
不信感を抱きます。今年は品薄が予想されるから、高齢者でも
1回でいいです、なんてことになると今までは何だったのよ?!
って思うし。(^ ^;)
一人が抗体を有することで周囲に拡散させない、という効果は
あるのでワクチンを打つな、なんて言う気はありませんが、
栄養療法をやっている手前、他に有効な手段があるのならそちら
をお勧めしている次第です。あとワクチン業務に忙殺されて
本来の診療がままならなくなるのも嫌だし。
そんなわけで、今年も御理解御協力を頂ければ幸いです。