いや、もちろん臭い、汚い、キモイの3Kではないです。(笑)
体温計、体重計、血圧計の3Kです。じゃあ3計って書けよ。すいません。
家庭で常備する測定器のことみたいですが、血圧計は意外とない家庭もあるのでは
ないでしょうか?健康診断や病院で高血圧を指摘されて初めて血圧に興味を持つ、
なんてパターンが殆どだと思います。
現在の高血圧の基準は140/90mmHg以上とされていますが、運動でも緊張
でも睡眠不足でも上がってしまいますし、朝高く夕方低い、夏低く冬に高い、と言う
生理的サイクルもあるし、年齢や性別でも変わります。なので数字だけでクリア
カットに判断すべきではありません。他の血液データや類縁疾患、自覚症状が
あって初めて治療対象になることを前提として知っておくべきです。
ただ病院での血圧値は高く出たり(白衣高血圧と言います)、逆に低く出たりする
(仮面高血圧と言います)ので、家庭で測定してもらうのが一番信用に足る値に
なります。測定はできれば起床後1時間以内と眠前に、暑くも寒くもない部屋で
背もたれにもたれて心臓の高さで測るのが良いとされています。据え置きの血圧計は
前傾姿勢になるので少し高めに出る傾向があります。飲酒するとしばらく低くなる
ので、今日は夜飲むぜ!って決めている日は飲酒前に測定してください。(笑)
ちょっと高いと低く出るまで躍起になって測る人がいますが、これはNG。高い
と言うことはそれだけ脳が酸素を必要としているんだな、くらいに考えて正直に
記録しましょう。(笑)2回測定して2回目を記録すると決めておくことですね。
血圧不安症と言って、気になりすぎて1時間おきに測定する人もいますが、これも
逆効果ですので、1日2回と決めた方が良いです。
簡易血圧計は手首式と上腕式がありますが、上腕式の方が正確ですのでこの記事を
読んで興味を持った方は是非、一家に一台!備えてみてください。記録したものを
診察の時に見せてくれた方にはもれなく…何もありませんが(^ ^;)嬉しいです。