ついにプロ野球の年間ホームラン記録が塗り替えられましたね。まずはバレンティン
に敬意を表しましょう。「王さんの記録は日本人にこそ塗り替えて欲しい。」という
気持ちも分からなくはないですが、そのために余計な敬遠が増えるのはとても
恥ずかしい態度だし、そんな日本の環境下でのプレッシャーは相当だったでしょう。
それを跳ね返して、しかも2打席連発で、なんて爽快じゃありませんか。なんて
ブレイブなんだ!
いやしかし、歴史的瞬間が放映される度に映ってしまう、打たれた榎田投手もまた
歴史的選手になってしまいましたな。(^ ^;)松坂投手の全盛期の映像が流れる度に
豪快な空振りを披露するハメになった片岡選手みたいなもんやね。可哀想に。
そんな大記録に隠れて、わがドラゴンズの岩瀬投手も通算セーブ数のトップタイと
なりました。まだ塗り替えたわけではないけど、今期中の更新は間違いないでしょう。
年間ホームラン数更新ももちろんすごいけど、岩瀬の場合は15年以上コンスタント
に成績を残し続けた結果ですから、偉業中の偉業でしょう。派手なパフォーマンスも
ないし、見てくれも地味だし(失礼)、サンドラなんかで見せる素顔もちょっと
キモいし(もっと失礼)、華はないんですがやってることは凄まじいです。
落合前監督が、「岩瀬にならいくら払ってもいい。」と言ったそうですが落合監督を
しても絶賛される人なわけですよ。本人もセーブ数よりコンスタントに毎年成績を
残していることに誇りを感じると言っていますが、その謙虚な姿勢にこそ強さが
あるのでしょうね。そんなわけで久々の野球話題で落合監督が恋しくなったので新刊
「戦士の休息」を読みます。実は映画の評論本だけど。