院長室

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「探偵はBARにいる2」

待ってました!洋ちゃん主演ハードボイルド映画の第2弾です。僕の第2の故郷、

札幌を舞台に地元出身の大泉洋さんが大活躍する様はそれだけで楽しいです。

 

今回もアクションあり、ギャグあり、セクシーあり、のハードボイルドサスペンス

で全方向性の娯楽作に仕上がっております。が、無駄なアクション、無駄なセクシー

も多くあまりに八方美人的で、内容が薄味になっているのもまた事実。前作を

上回るスケール!という宣伝は完全に言い過ぎでしょう。

 

脚本もサスペンスパートは何のひねりもないわけで、もっと相棒役の松田龍平さんや

ヒロイン役の尾野真千子さんとの絡みを増やして人間ドラマ的な方向に持って行った方

がよかったかな。渡部篤郎さんも味のある演技をしていたし。というのも、この作品は

探偵が奇想天外な推理を展開したり、超人的に強かったりするのではなく、前作も今作も

テーマは「やるせなさ」なんです。(多分)どうにもならない現実とのギャップを探偵

が悲哀を込めて慰める作品なんです。(多分)

 

洋ちゃんのエンターテイナー性は一級品ですから、どうも弾けたコメディと誤解

されがちですが、作品のためにはその方向性は捨てた方が良いでしょうね。どうも

3作目もあるような雰囲気だし。僕みたいな洋ちゃん大好き補正と札幌懐かしいね

補正が入る人には楽しい作品ですが、それのないノーマル(?)な人には、ちょっと

物足りないかもしれないです。

 

なまらざんぎがはんかくさい!が解読できる人にはオススメしときます。(笑)

 

 

2013年5月16日 木曜日

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