土曜日は岐阜で漢方の講演でした。内容はいつものように初心者向けで
漢方の世界に進むためにそっと背中を押すのを目的としています。
参加頂いた先生の中には結構なベテランの方もいたようですが、我慢して
熱心に聴いて頂きました。ご参加頂いた先生方、ありがとうございました。
しかし、会場の長良川国際会議場は立派で良かったです。造りが要塞みたい
でオトコノコ心をくすぐられましたよ。(笑)
岐阜と言えば、僕の先輩医師に「なかしまこどもクリニック」の中島先生
がおられます。小児科ではありますが、成人の漢方薬治療も積極的に行って
いるようです。その中島先生がツムラのメールマガジンで小児科領域の
漢方治療の連載を始められました。残念ながらこのメールマガジンは医療
関係者限定なので一般の方は読めませんが、登録無料なので医療関係者の
方は是非読んでみてください。中島先生のイラストはやや細身過ぎのような
気が…。(←失言 ^ ^;)
講演でも文章でもそうですが、他人に自分の意見を伝えることって本当に
難しいですね。言葉足らずでも、逆に雄弁でも伝わらないことがあるし
反対に少ない言葉でも行間を感じさせて、より深く伝わることもあります。
前衛アートみたいに「分かるヤツだけ分かりゃいい」的な(笑)講演や
文章は恐らく成立しないので、どう加減するかにいつも悩み迷います。
それでも、より良い内容に近づけるのはやはり「思いやり」なんでしょうね。
聴いている人は何を望むのか、読んでいる人はどんな層なのか、そんなこと
を常に念頭に置くことが近道なのでしょう。小学校の道徳の授業みたいですが、
そんな基本姿勢は忘れないでいたいです。