院長室

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問診票

初診時に記入して頂く問診票。ウチでは体幹調整療法や

鍼治療の時にもお願いしていますが、結構これが重要

なんです。我々からすると少しでも事前情報があった方が

予め方針を想定しやすいですし、患者さんからしても

なかなか口頭で上手く伝えられないことを書けるから

です。

 

逆に言うと問診票の記入が乏しいと、それだけ診察が

スムーズにいかなくなります。記入漏れがあればそれを

改めて尋ねる必要があるし、患者さんも希望を伝えられず

結局満足しないまま帰るハメになるとか。ウチでは

記入漏れのある場合はスタッフに再度尋ねてもらうなど

して対策していますが、貴重なコミュニケーション

ツールでもあるので、是非しっかり書いて頂きたいです。

 

最近では医療機関のみならず、エステサロンなんかでも

問診票が取り入れられていますね。ひょっとしたら

銀行や携帯電話ショップなども導入するかも知れません。

それだけ問診票はサービスを提供する側、受ける側

双方にメリットがあるということです。

 

逆にデメリットはあるか。僕らのような職業では先入観

を構築してしまうことでしょうね。問診票は自由度も高く

とても有用なツールですが、それで診断が決まるわけ

ではありません。それを勘違いすると問診票とパソコン

のモニターしか見ないドクターになっちゃうでしょう。(^ ^;)

 

我々のみならず、見て話す、のが接客の基本ですよね。

それをスムーズにするための潤滑油、みたいなのが問診票

の役割と捉えるといいかも知れません。

2016年2月15日 月曜日

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「オデッセイ」

火星探査中の事故で、一人不毛の惑星に取り残された

宇宙飛行士のサバイバルと救出作戦を描く物語。かなり

前から宣伝されていて、主演マット・デイモン、監督

リドリー・スコット、ということで逆に警戒して

いましたが(笑)、紛う事なき傑作でした。

 

生存確率が極限に低い状況の中で、物語は努めて明るく

進行します。この対比バランスが心地よい。小賢しい

悪役や頭の固い上司など邪魔くさい定番キャラは存在せず

スピーディーに展開しますし、何よりBGMの選曲がイイ。

妙に明るい70年代ディスコソングが随所に挿入されますが

不似合いかと言うと、全然そんなことなくてむしろ歌詞の

マッチングに驚かされます。特に故デヴィッド・ボウイの

「STARMAN」が良い。ちなみに布袋寅泰もカバーして

たりしますが。

 

宇宙ものは小難しい専門用語が出てきたり、現実離れした

トンデモ演出だったり、結構取っつきにくいジャンルでも

あるのですが、全てほどよいバランスで驚くほど間口の広い

作品になっています。僕みたいな天の邪鬼にはその辺りが

ちょっと物足りないのですが(笑)、それでも150分

近い長い上演時間が全く苦にならない。これも一重に

「孤独」「静寂」「恐怖」「死」「未知」という陰の

イメージに「仲間」「生」「歌」「希望」「ユーモア」と

いう陽のイメージをうまく対比させるセンスのなせる業です。

 

主演のマット・デイモンさんはさすがの演技。そろそろ

ジェイソン・ボーンは卒業したらいいのに、と思ったら続編

鋭意制作中ですと。どう頑張ってもイーサン・ハントには

なれないぜ?!艦長役のジェシカ・チャスティンさんとは

なにげにまた宇宙もので共演です。

 

「ゼロ・グラビティ」「インター・ステラー」と来て本作。

ここ最近の宇宙ものはハズレなし。これらを気に入った方は

是非「月に囚われた男」を観て頂きたい。監督さんは

デヴィッド・ボウイの息子だったりします。

 

 

2016年2月11日 木曜日

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溝口先生新著

栄養療法の旗手、溝口徹先生の新著が発売になりました。

 

2週間で体が変わるグルテンフリー健康法

 

グルテンフリーというのはグルテンを含まない食事法の

ことです。グルテンは小麦に含まれるタンパクのことで、

要は、パンとか麺類とか揚げ物を控えましょう、という

食事法です。

 

実はグルテンフリーは既に結構有名で、テニス世界一の

ジョコビッチさんも自身の体験を踏まえた書籍を出して

います。他にも白澤卓二先生が紹介していますし、小麦

抜きは糖質制限にも繋がるので、ケトジェニックやMEC

といった食事法と共通する部分が多く、その関連書籍を

含めれば結構な種類になります。

 

そんなわけで、「溝口先生、いまさらじゃね?」と少し

感じつつ読み進めましたが、なかなかどうして、内容は

流行の腸内環境や副腎疲労まで包括した厚みのあるもの

でした。いつも思うけど、タイトルで損してます。(^ ^;)

 

反面、これまで溝口先生の書籍を読んできた方には繰り返し

になる部分も多いのは確かです。でもそれだけこの分野が

重要かつ広範囲に適応できるものだと言うことでしょう。

特にアレルギーに悩むお子さんをお持ちの親御さんには

是非読んで頂きたいと思います。他の先生の書籍に比べると

少し専門用語が多いので、読破するのには時間がかかるかも

知れませんが、それもまた安易な健康法と区別する溝口先生

の特徴です。あくまでも治療法ですからね。

 

ここまで書くと出版社からマージンをもらってるとか、溝口

先生の愛人だとか(笑)思われそうですが、全くそんなこと

はありませんので、ご安心を。

2016年2月8日 月曜日

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腰痛肩こりの裏に

腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症は実は意外と

少ないぜ!というお話を前回しましたが、では腰痛や

下肢のしびれの犯人は誰なのよ?という疑問が当然

湧きます。

 

ヘルニアや狭窄症は神経を圧迫する病態ですが、痛みや

しびれを感じるのもまた神経ですから、神経は関係ないの?

ハテナ?と思っちゃいますよね。これは「神経圧迫」に

原因を求めすぎるのが問題なのであって、神経が感じる

症状の原因が他にもあるんちゃう?という視点が重要

ということです。ややこしいね。(^ ^;)

 

そういう広い視点で見ると、原因は実に様々です。なので、

症状の原因を個別に突き止めることは確かに困難です。

ただ近年の傾向では、座位での仕事や生活が多いですから、

そこに原因を求めるのはハズレが少ないかも知れません。

 

肩こりや腰痛があると、その部位をさすったり揉んだり

したくなりますが、なぜそこが張るのかと言うと、意外と

「反対側」に原因があったりします。つまり身体の前面

です。腰なら腹、肩や背なら胸です。

 

力こぶの筋肉は上腕二頭筋と言いますが、ここに力を

入れる(=収縮)ためには反対側の三頭筋が伸びなければ

(=伸展)いけません。同様に腰も背中も首も収縮と伸展

でバランスが取れています。収縮と伸展の不均衡が痛みの

原因となっていることがあるのです。特に反らせる時に

痛みや不具合を感じる方は「前面」に痛い箇所を探して

みてください。そいつが犯人!…かも。

2016年2月4日 木曜日

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3月の診療日程更新

ウチの建物は外観はモダンですが実は築30年

以上で、さらに奥の棟は50年以上という代物

でして。で、昨日水道管が破裂しまして。(泣)

急にトイレが使えなくなって一部の患者さんには

ご迷惑をおかけしました。


数時間とは言え水道が使えなくなるのは不便を

通り越して恐怖ですね。利尿を恐れてコーヒーも

飲めやしない。(笑)ライフラインとはよく言った

ものです。しんみり。


3月はカレンダー通りです!

2016年2月3日 水曜日

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