今回も新しい治療法の紹介を。「メディカル整体」は僕が勝手に
命名したもので(ええっ)、検索してもヒットはしないと思います。
したとしても僕が行っているものとは別物です。
要は、解剖学や運動学などなるべく普遍的な理論をベースにした
徒手治療です。これまでAKA−博田法や遠絡療法など、それこそ
医師になって間もない頃から徒手治療に携わってきました。薬物
療法中心の現在の痛み治療の補完になり得るからです。色々と
学びましたが、痛感したのは一つの治療法に拘泥してはいけない、
と言うこと。
徒手治療は当然「技術」なので「ワザ」「感触」「センス」という
ワードが頻発します。つまり患者さんが良くならないのは「ウデ」
が悪いから。ならばもっと精進しなさい、という「修行道」に
陥りやすいのですね。徒手治療の上達が経験量に比例する以上、
避けられない部分ではありますが、じゃあ「ウデ」が上がるまで
患者さんは放置?ということにもなり得ます。
努力は怠ってはいけないですが、臨床家としては「結果」も同時に
求めなければ行けない、ならばイイトコ取りしよう!ってわけで
これまでの僕の技術、それからこれから身につけるかも知れない
技術を自由に使えるように、「メディカル整体」を創設したので
あります。なんかエラソー。(笑)
人体の力学、経絡の理論、なかなかに奥深いものではありますが、
当初は痛み治療専用だったものが、知識が増えることで自律神経系
の症状や、体型、スポーツへの応用もできることを実感しています。
面白い分野なので、自分から「道」にハマらないよう注意している
次第です。(^ ^)