あまりにも整形外科的なネタを書いていないので、
たまにはこんな話題も。(笑)
肩こりや腰痛といった慢性疼痛疾患はあまりにも
メジャーな割には治りにくいですよね。専門家でも
腰痛の80%以上は原因不明!と開き直っている
くらいで、実際にこれといった解決策がないので
逆に多種多様な治療が氾濫しているとも言えます。
つまりこれらの治療法を追い求めるよりも、なぜ
治りにくいのかを考える方が得策ということです。
身も蓋もないかも知れませんが「悪い姿勢が長時間
続くこと」がやはり最大の原因だと思います。これが
改善されないので、色々な治療法を試しても効果が
持続しないのでしょう。
では良い姿勢とは。これは敬礼のように胸をピンと
反らすことではありません。脱力して頭が背骨の真上
に乗った状態。あごを突き出したり、常に下を向いて
作業していれば5〜6kgもある頭を常に引っ張り上げる
必要がある訳で首や背中、腰はずっと緊張しています。
これでは注射してもマッサージしても戻ってしまいます。
仕事中は力を抜いて、腹に横しわができないように
イメージし、頭を首の上に乗せるよう心掛けましょう。
さらに上の歯と下の歯が常に少し隙間が空くように
してみてください。あごの緊張がゆるみます。口は
空けちゃダメよ。(笑)
そして散歩程度でいいので軽く運動し、風呂は必ず
湯船に耳たぶまで浸かるようにしましょう。浮力で
筋肉がゆるみます。生活習慣病が生活習慣でしか治ら
ないのと同じで、肩こり腰痛のキモは姿勢です。