体調不良の方に色々と食事指導をしておりますが、中でも
意外と難しいのは“オフ”の方です。特にGFCF(グルテンフリー
カゼインフリー)は結構な人に指導していますが、難しい
ことが多いです。
まずは、これらカゼインとグルテンに難治性の脳機能依存
が起きること。これらを抑制すると、急に怒り出す子や
気分が不快になる大人がいます。これはワガママなのでは
なく、脳がそれだけ依存しているからです。もちろん、
検査で異常がはっきりと出ていれば、頑張ってゼロには
したいですが、それもやり方は千差万別です。
例えば、お子さんなら先に「何か」を食べないと乳は
出さない、という方法やカゼインフリーの乳を試すなど
の方法です。小麦に関してもいきなりゼロやで!とする
のは中々無理なので、徐々に減らす方が結果的に長続き
します。ガンバ!です。
そして次に、というか最も難しいのが空腹時の糖制限で
しょうか。これはむしろゼロにする必要はないぜ、って
言ってるのでそこが難しいのかなぁ。ただもちろん糖の
種類はこだわる必要がありますけど。
意外と誤解されるのが、「空腹時」って言ってるのに
患者さんは「じゃあ、何を食べろって!?」とキレ気味
になる場合。(^ ^;)もちろん順番を変えるだけなので、
食べたっていいんですが、それもサラダを食べたらすぐに
おにぎり食べてもよい?とか、まあ最近はできるなら
それでよし!としてます。
これらも結局は脳の「糖要求」に身体が慣れていない、
という点です。グルテン、カゼイン、そして糖。これら
をしっかりと抑制すると調子が良くなるんですが、決して
焦らせないことです。