寒さは一段落し、鼻炎の最盛期も過ぎようとしています。まだ
ヒノキの人はこれからかも知れないですけども。
さて、1年の中で最も過ごしやすい季節かも知れない現在、
気を付けるべきはミネラル補給です。ミネラルはバランスが
重要なので1年を通して大切ではありますが、気温の上昇と
共に発汗によって失われていくので、暑くなる前の現在のうち
にミネラル補給をしておくことの重要性があるわけです。
ミネラルは鉄や亜鉛、カルシウムやマグネシウムなど何種も
必要です。中でも栄養療法で注意しているのが、鉄とマグネ
シウムの不足です。この2つは重要性が高い割りに検査で
不足が見逃されやすいからです。
例えば、疲れや冷え、生理の不調の裏には鉄不足がある場合
が多いですし、筋肉のこわばりや不眠、イライラの裏にマグ
ネシウム不足が散見される、と言った具合です。どれも結構
一般的な症状ですよね。そして一般的なのに、これといった
治療法がない、とも言えます。
ここで、しっかり栄養療法的な検索をしておくとミネラルの
不足が明らかになって整合性のある治療が開始できるんです。
特に中学生になって上記のような症状が出た場合は要注意
です。子供だから大丈夫だろう、多分。という楽観視(^ ^;)
はやめて一度検査しておいた方がいいです。何せ成長期は
大人が思うよりもずっと日々栄養素を消費していますから。
巷には「成長に必要なミネラル配合」とか、「ストレスフル
な人のためのマルチミネラル」と言った聞こえの良い商品
が売られていますが、ミネラルはバランスが重要ですので
まずは検査して現状のバランスを知ることがとても重要です。