「あなたはあなたが食べたもので作られる。」これは
栄養療法では格言めいた有名な文言で、ダルビッシュ投手
が紹介していたり、最近ではもこみち君も言っています。
シャンプーのCMですが。(笑)
当然と言えば当然のことで、悪い食習慣では細胞は悪く
なるし、良い食習慣では良い細胞ができるから健康に
なるよ、という食の重要性を改めて説いた名文と思います。
食事療法を導入する上での「殺し文句」とも言えましょう。
実はもう一つ名文がありまして、それは「腸の中は身体の外」
というものです。我々は食事を食べたり薬を飲んだりしたら、
それで安心してしまう傾向がありますが、口に放り込んでも
それだけでは吸収されたわけではないよ、ということです。
つまり栄養素でも薬物でも吸収されて初めて身になるから、
腸内環境を常に気にしなさいよ、という示唆なわけです。
これも当然と言えば当然なのですが、忘れがちな部分でも
あります。せっせとプロテインを飲んでも吸収されなければ
筋肉にもなりませんし、またウィルスなんかは吸収されたら
困るので、ブロックして下痢させたりもします。俗に胃腸風邪
と言われる病態です。
これら2つの名文を合わせると、「あなたは腸が吸収したもの
で作られる」となります。何となく文の美しさが半減した気も
しますが(笑)、そういうことです。英語で言うと「You are
what guts digest」となるのかな?語呂悪いから流行らんな。(^ ^;)
これからは食事も薬もサプリメントも「果たして吸収されたのか?」
という視点を持ちましょう!