梅雨らしい天気が続き、思ったように自転車トレができない
でいますが、かと言ってそもそもそんなに運動好きでもない
し雨も好きなので、つまりダラダラしてます。(^ ^;)
さてそんな季節なのに熱中症の話題です。毎年のように熱中症
で搬送されたり、亡くなられたり、とニュースになりますが、
熱中症は対策さえ知っていれば防ぐことができる病態です。
確かに最近の気候もおかしいですが、あんなにも重症化する
ニュースを見るのは悔しくもあります。
熱中症は脱水が原因だから水分を摂る、これは間違っては
いませんが忘れてはいけないのは同時にミネラルを補給する
ことです。ミネラルの中でもナトリウムとマグネシウムの
不足が不調を招きます。マグネシウムは本ブログでも何度も
話題にしている通り、にがりや玄米に多く含まれます。ナトリウム
は塩分なので控えた方がよいと思われがちですが、汗の多い
仕事や場面では絶対に必要です。今からできる対策としては、
料理に使う塩を粗塩に変えることです。粗塩はナトリウム以外
のミネラルも多いのでとても良いです。飲料水やサラダに
振りかけても◎。スポーツドリンクは糖質が多いのでNGなの
はもうご存知ですよね。ですよね?!常用するなら麦茶です。
そしてさらに大切なのが、摂った水分を保持する能力です。
いくら水分をこまめに摂取してもそのまま流れてしまえば
あまり意味がありません。この水分保持機能を発揮するのが
血中のタンパク質です。タンパク質はスポンジみたいなもので
血液中に水分も保持する作用があります。ですから日頃から
タンパク摂取不足の人は、脱水になりやすい、いわば「熱中症
予備軍」のようなものです。これは暑くなってから頑張っても
なかなか間に合わないので、今のうちから増やすべきです。
油っこいものが苦手な方は豆腐+鰹節+じゃこ+生卵with薬味
なんてどうでしょう?
そして高齢の方の場合は口渇中枢も機能が落ちていることがあり、
あまり口渇を感じないまま脱水が進行します。ですから「のど
が乾いたらすぐ飲むんだよ!」じゃなくて「時間を決めて
定期的に飲んでね!」と先んじて摂取してもらうのが指導と
しては正解です。今年は熱中症のニュースが穏やかだといいなぁ。