院長室

腸の環境

最近にわかにメディアでも腸内環境が話題になっています。

乳酸菌のサプリメントが数多出回っているのがその表れで

しょうか。腸内環境は腸内細菌に左右されるので、「良い

腸内環境」とは「良い腸内細菌バランス」と言い換えても

いいでしょう。


腸内細菌は大きく善玉菌、悪玉菌、日和見(ひよりみ)菌の

3つの勢力があり、これらが適当なバランスで存在している

のが理想です。特に日和見菌は善玉菌と悪玉菌の多い方に

化ける(なので日和見と言うのですが)性質があり、悪玉菌

が優勢な人は日和見菌が悪玉化して腸内環境を乱すのです。


なので善玉菌の代表格である乳酸菌を摂ることが日和見菌を

善玉化させ、腸内環境を改善させる、という理屈です。悪玉菌

が優勢で腸内環境が悪いと腸は常に炎症を起こし、食物アレルギー

の原因になったり、炎症を抑えるホルモンを消費させ副腎疲労

の原因になったりします。


様々なアレルギー疾患の震源地が腸にある、というのはこの

ためなんですね。ですから、アトピーも喘息も花粉症も、やはり

腸内環境を整えることが治療になり得ます。では何故腸内環境が

悪化したのか、さらに深く根本原因を探ることも始まっています。

これらが臨床で当たり前のようにできると日本の医療の質も

向上するでしょう。


ちなみに乳酸菌は基本的に納豆や味噌汁などの発酵食品で摂る

ようにしてください。乳製品はカゼインの害やマグネシウム不足

を招くのでNGです。

2015年2月23日 月曜日

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