この院長ブログを読んでくれているカルトな方々の中には、「ブログ内
のキーワード検索機能を付けて欲しい!」というさらにカルトな人が
数名おりまして、この度業者さんに検索窓を付けてもらいました。
このページの右側上段の「Search」という欄に任意の単語を入力することで
検索が可能です。ちなみに「漢方薬」で検索するより「映画」で検索した方
が記事数多かった…(^ ^;)
そもそもウチは診療内容が既にカルトなので、カルトな方々に日々支えられて
いるわけで、ならばカルトな要求にも応えねばなりますまい、と思い至ったの
ですが、実際に使ってみると自分が楽しい。(笑)花粉症や熱中症に対する
記事なんかも毎年微妙に違っていて自分の成長(手抜き?)を伺えたり、
なんか昔の日記を読むみたいで若干こっぱずかしいですが、付けて良かったな
と思っています。是非、活用してみてください。
ネットでの情報はそれはもう氾濫していて正確な情報を得るという意味では
むしろ不便になっているのではないかと思うんですが、この度、日本人間ドック
学会が健康診断の基準値を大きく変更すると発表しましたね。その内容は
大幅な基準緩和です。週刊誌なんかでも結構取り上げられていて、「これまで
服用していた薬が不要になる!?」「今までの治療は無意味だったの?!」
「急に病気ではないと言われても…」という声も聞かれます。
そもそも基準値は“健康”という前提の集団のデータから作成されているだけ
なので、「正常と異常」を区別する性格はありません。もしも鉄不足の
有経女性の集団で基準値を作ればヘモグロビンの基準値はかなり低くなって
しまいます。検査会社によって基準値に差があるのはこのためです。
ただコレステロールと中性脂肪だけはこれまで日本動脈硬化学会が定めた基準値
を各検査会社が採用してきたので、これだけはどの会社も一緒でした。なので
今回の基準値緩和に日本動脈硬化学会は敏感に反応しています。なんか言い訳
がましく聞こえる声明を出してました。(笑)
僕は今回の緩和は英断だと思っていますが、基準を緩和すると内服薬が不要
になる人が続出するわけですから、当然薬の処方が減ります。この緩和に誰が
噛みつくかを観察していると、その人やその人が所属する団体のしがらみが
透けて見えてきます、…よね?!(^皿^)