旅でした。親族に震災で家屋を流された人がいるので、
お見舞いも兼ねてです。
気仙沼の親族はもう中古の家も手に入れ、元気に逞しく
生活されていましたが、やはり現場を目の当たりすると
言葉を失います。1年前にテレビで見たパチンコ店や
スーパーがそのままの形で残っています。陸前高田町まで
足を伸ばしましたが、人が住んでいた形跡を探すのが難しい
ほどに全て無くなっていました。
被災した親族は家が流された後、近くのビルの屋上に避難
しますが、辺り一帯が火の海になって逃げられなくなり、
2日後にヘリで救出されたそうです。「同じ被災者でも
家族を無くした人には掛ける言葉が見つからない。」とも
言っていました。
気さくに家族総出で歓待してくれましたが、その逞しさ
と気遣いに僕たち家族一同もとても感激した次第です。
津波被害は僕たちにはもう “過去の事故” みたいになりつつ
ありますが、決してそんなことはないと痛切に知らされた
旅でもありました。
愛知に負けないくらい暑くて、かなりヘバりましたが(笑)
貴重な経験と元気をもらえて感謝しています。