院長室

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震災現場

今年の七夕祭り休暇は岩手・一ノ関〜宮城・気仙沼の

旅でした。親族に震災で家屋を流された人がいるので、

お見舞いも兼ねてです。


気仙沼の親族はもう中古の家も手に入れ、元気に逞しく

生活されていましたが、やはり現場を目の当たりすると

言葉を失います。1年前にテレビで見たパチンコ店や

スーパーがそのままの形で残っています。陸前高田町まで

足を伸ばしましたが、人が住んでいた形跡を探すのが難しい

ほどに全て無くなっていました。


被災した親族は家が流された後、近くのビルの屋上に避難

しますが、辺り一帯が火の海になって逃げられなくなり、

2日後にヘリで救出されたそうです。「同じ被災者でも

家族を無くした人には掛ける言葉が見つからない。」とも

言っていました。


気さくに家族総出で歓待してくれましたが、その逞しさ

と気遣いに僕たち家族一同もとても感激した次第です。

津波被害は僕たちにはもう “過去の事故” みたいになりつつ

ありますが、決してそんなことはないと痛切に知らされた

旅でもありました。


愛知に負けないくらい暑くて、かなりヘバりましたが(笑)

貴重な経験と元気をもらえて感謝しています。

2012年7月30日 月曜日

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