今日の中日新聞朝刊にも載っていましたが、政府が環境・
エネルギーに関するパブリック・コメントの募集を行っている
ことを知っていますか?
先日来、電力会社の役員が意見聴取会で原発の必要性を
訴えて話題になりましたが、政府が提案した「2030年の
原発依存度、1:0% 2:15% 3:20〜25%
の3つから選べ」という設問に対する意見をどうぞ述べてく
ださい、というのが今回のパブリック・コメントの内容です。
あたかも政府は公正に国民から意見を求めているように見え
ますね。でもよく考えるとこれは「2030年までは原発を
動かしますよ。」と言っているのに等しいのです。古賀茂明氏
は「すぐに0%、2020年に0%」という選択肢を追加しない
と公平でないのでは?と指摘されています。さらに今回の
パブリック・コメントも非常に恣意的であると続けています。
なぜなら、コメント提出法が煩雑であり、しかも期間が8月12日
までという短い期間だからです。オリンピックに夢中になって
いる間に終わらせようとしているんじゃないかって。(笑)
あながち間違っていないと思うんです。
こうやって、国民の意見は聞きました、(こっそりとね)みたいな
せこいことをやるようではいつまで経っても信用されないのに
ねぇ。ただ我々が意見を提出できる機会というのは貴重ですから
面倒でもしっかり意見を出して、政府の思惑を外してやろうでは
ありませんか。幸い僕はあまりオリンピックに興味がないので、
早速意見を書きたいと思っています。