今日は毎年恒例の一宮タワーパークマラソンの日でした。
医師会としても救護班(っていうかランナー ^ ^;)として
参加しており、僕も過去2回ほど出場しました。3km、
5km、10kmコースから選べるんですが、僕は無謀にも
過去2回とも10kmで参加し、そりゃあもう大変な目に
遭いました。(笑)
昨今のマラソンブームも手伝って、この大会も参加者が毎年
増えているみたいですが、健康によいと思ってあまり過度に
走り込むのは実は危険です。夏のマラソンは脱水症の危険が
ありますが、それ以前にマラソンでは活性酸素による障害が
発生しやすいんです。
活性酸素はご存知からだを “サビ” させる物質ですが、酸素を
吸って生きている動物は、酸素摂取量の約2%ほどは必ず
活性酸素が発生するそうです。それを処理できているうちは
病気にならないんですが、処理能力が落ちて活性酸素が蓄積
してくると、いろんな病気になっちゃうんです。
顔のシミから果ては癌まで、活性酸素は幅広く関与していると
言われています
で、この処理能力が落ちてくるのが40歳以降。マラソンの
ように常に酸素を大量に消費していれば、当然活性酸素の量も
増えるわけで、これが運動中の突然死の原因にもなっていると
考えられています。運動は結構ですが、自分がしっかり活性酸素
処理能力があるかどうかを知ってからの方が無難だと思います。
通常の採血検査で十分知れますので健康を過信しないで、定期的に
チェックすることをお勧めします。
…って、マラソン大会で70過ぎの爺ちゃんやら中学生にビュンビュン
追い抜かれた過去を持つ僕が言うと、負け惜しみに聞こえますね。(笑)