院長室

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講演報告

昨日は名古屋で漢方の講演でした。

今回は今までと少し違っていて、ツムラの

支店ビルを会場にして、3回連続シリーズで

行うという企画です。


自社ビルを使うことでコストを下げ、連続モノに

することで継続して漢方に親しんでもらう、という

賢い狙いがあります。

…なんて、僕が自慢することじゃないんですけどね。(笑)


で、昨日はその1回目でしたが、参加して頂いた先生方も

真剣で、現代医学に大なり小なり疑問を感じられている

心ある先生方なんだな、と思いました。

残り2回ありますが、僕も何とか漢方の良さを伝えたいと

思います。


話は変わりますが、古賀茂明著「日本中枢の崩壊」を読みました。

古賀さんは現役官僚でありながら改革を叫び続けたため、

現在経産省で“ポスト保留”なる飼い殺しの状態で放置されている

可哀想な人です。

「たけしのTVタックル」なんかにたまに出演されるので、御存知の

方もいるかも知れません。


そんな状況でありながら改革のための行動を止めないのがこの人の

凄いところで、本著もまた改革の必要性を叫ぶ作品です。

天下りや渡りなど、いつまでも守旧派を守り続ける日本の様々な

悪弊に真正面から警鐘を鳴らしています。

結構専門用語が多いので、全てをきっちり理解するのは無理なんですが(^ ^;)、

この本の本領は最終章にあります。その外見からは想像できないほど

情熱的で迫力のある改革案が展開されます。本当に日本の未来を考えて

いるんだな、と感動しました。僕も反省させられる部分が多かったです。


細かい内容はよく分からないけど、その迫力に感動した、なんて古賀さんの

耳に入ればがっかりしてしまうでしょうけど、この混迷を極める政界の実情を

知り、何が必要なのかを考えさせられる一読の価値アリの名著です。

2011年6月23日 木曜日

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