キズが治ったら
湿潤療法でキズの治り方を観察していると、ジュクジュク液が減ってきて、キズの部分がツヤのあるピンク色に変わるのが分かると思います。これは新しい皮膚が完成した状態で、基本的には処置は終了になります。カッコよく言うと「上皮化完了!」です。
ただ、この新しい皮膚は日光に弱いという特性があります。できたばかりの皮膚が日光に当たっていると、シミのように色素沈着を残すことがあります。ですから、手や顔、夏場であれば前腕や下腿など、日光に当たる部位にケガをしてしまった場合は、キズが上皮化しても約3ヶ月はバンダナやストッキング、あるいは日焼け止めクリームなどを使って、何らかの遮光をした方が無難です。