症例報告

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妙案

湿潤療法は創をきれいに治せる治療法ですが、

決して「なかったこと」にはなりません。

しかも新しい皮膚は日光刺激で色素沈着を起こすこと

があり、傷跡を目立たなくするためには、治癒してからの

遮光が重要になります。

特に今の季節、日差しが強いですから創傷でみえた

患者さんには、約3カ月の遮光を指導しています。


しかしながら子供の場合、遮光の必要性なんか理解していません

から、せっかくサポーターなどをあてても外してしまったり、汗でかゆく

なったりでうまく遮光ができないことがしばしばあります。

そんな中、先日みえた患者さん(のお母さん)にとても良い方法を

教えて頂きました。


それは運転の時などに日焼け対策として使用するアームカバーを加工して

する方法です。もともと紫外線防止の素材ですから、素材はバツグンです。

それを短く切って、片側だけにゴムを通すなどして、フィットするようにする。

こうすると、通気性も良くて皮膚のトラブルも起きにくいです。


いやはや、ナイスアイディア!もちろん、大人にも適応できます。

ま、大人は日焼け止めクリームの方が手っ取り早いですけどね。


2010年7月29日 木曜日

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