症例報告

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下肢の広範熱傷-3

というわけで現在(治療開始から約7週経過)の

写真です。p1010820

もちろん湿潤療法をしたからといって、創が“なかったこと”

にはなりませんが、随分目立たなくはなっています。

まだあと1ヶ月くらいは薄くなっていくと思います。

新しい皮膚は日光によって色素沈着を起こしやすいので、

遮光することも大事です。


あと特筆すべきは、瘢痕拘縮が見られないという点です。

瘢痕拘縮とは皮膚が“ひきつれて”治る状態で、この症例

のような関節にかかる熱傷では、瘢痕拘縮によって可動の

制限が出てしまうことがあります。p1010822

湿潤療法ではまず瘢痕拘縮が起こらないというのが、一つの

利点です。





2010年3月11日 木曜日

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