持続血糖検査
糖質制限という食事方法が一般的にも受け容れられてきましたが、ダイエット目的などで安易に行って却って不調になる方がいるのも事実です。糖質制限の目的、行う場合の注意、どの程度の制限が適切か、などを勘案すると人によってやり方が変わるのが普通です。特に治療の一環として行う場合には慎重にすべきでしょう。
糖質制限の最大の目的は、血糖値の乱高下を防ぐことです。血糖値が激しく動くことによって、インスリン、アドレナリン、コルチゾールなどのホルモンが大量に分泌されることになり、これが様々な不調の原因になるからです。つまり糖質の制限は手段であって目的ではない、ということです。糖質量を減らすことだけに固執して、血糖値の乱高下を防げなければあまり意味はありません。
そこで、血糖値の動きを直接的に見る事ができる検査が登場しました。極小の針が着いたパッチを腕に装着するだけで、10分おきに最大2週間分の血糖値を測定することができます。血液中の糖を測定するわけではないので厳密には血糖値ではないのですが、変動を短い間隔で視覚化できる点が最大の魅力です。
当院では並行して食事記録を付けて頂き、検査後に食事と血糖変動の相関を説明しています。さらに睡眠中の変動も分かるので、副腎疲労の診断にも役立ちます。
検査費用 8,800円(税込)